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木のマンションリフォーム

64㎡入居前のマンションを自然素材で!

 
「新築マンションを購入したけれど、床を無垢材にできないか?」というのがT様の最初の依頼でした。
ピカピカの冷たい合板の床を温もりある杉材にリフォームすると共に、クロスの壁を珪藻土塗りへ変更し、建具等も造作し直しました。また、バルコニーに面した個室の壁を取り払い、広いリビングとして使用できる間取りとしました。

リフォーム前

リフォーム後

個室を大空間へ

 


ファミリー向けに部屋数をかせぐため小分けされた部屋が多いのがマンション。
しかし、これを生活スタイルに合わせ構造体関係なく大きく間取りを変更できるのも、マンションの特長でもあります(構造により一部例外もあります)。
 

マンションリフォーム豆知識


個人がリフォームできるのは「専有部分」のみ。「共有部分」はリフォームできません。
「専有部分」とは?・・・区分所有法という法律で、それぞれ個人の所有権が確立している部分のこと。住戸の内側。
「共有部分」とは?・・・マンション所有者全員が所有権を持つ部分のこと。外壁や屋根、バルコニーなどの構造体とロビー・廊下等。

専有部分バルコニーのリフォーム

唯一の戸外であるバルコニーを活用しやすくしました。床材を同じ杉板で施工し、段差も少なくなりました。内側から見た時に、中からバルコニーへと視覚的に連続させることで部屋を広く感じさせる効果が得られます。
スノコのように置いてあるだけなので、このように簡単に取り外すことができます。

リフォーム前

※区分所有法からバルコニーは各戸の避難経路になる共有部分とされていますが、取り外せるデッキについては設置可能

スリッパが要らないマンションへ

 

厚み3cm幅21.5cmの、この杉フローリング材を使います
 

一般的な話、床材は施主の好みや予算で決まることが多いのですが、マンションリフォームにはこの特別な杉材を使います。「杉」は柔らかくキズが付きやすいのですが、足触りがやわらかく冷たくなりません。無垢でも対照的な広葉樹と言われる材は、傷は付きにくいのですが、硬く冷たくなります。
これは合板に似たような冷たさです。合板の床とマンションの床暖房がセットになっているのはこういった理由もそのひとつだと考えられます。冷たいから暖めるのではなく、冷たくない床材を使えば、余分なエネルギー消費も避けられます。

T様邸マンションの剥がした合板フローリング

マンションの無垢床は、乾式二重床で施工します

 

厚み3cm幅21.5cmの、この杉フローリング材を使います

 

玄関の上り框。二重床施工後は9センチ高くなりました。


マンションで一番問題なのは下階への騒音です。騒音はスプーンを落とした時のような軽量衝撃音と、ドスンという足音等の重量衝撃音のふたつ。マンションに無垢材の床を貼ってリフォームする場合は、既存の合板遮音フローリングの上に重ね貼りをするような方法では効果がありません。表面が硬い木材で仕上げる場合は、ある程度の厚みのある床材で遮音性を確保するために乾式二重床(浮き 床)工法で施工をします。
 
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施工前

施工中

リフォーム前とリフォーム後

 

マンションを自然素材でリフォームすることについて


マンションでは、広く流通していて価格も安いビニールクロスやクッションフロアなどの新建材が使われるのが一般的です。
これらは施工する側の作業のしやすさや、メーカーから大量購入することでコスト削減につながるという、建てる側の都合からのようです。
『マンション=新建材』は、当たり前の話なので、自然素材のマンションに住むためにはリフォーム以外方法がないのが現状と言えます。
また、マンション特有のカビや結露でお困りの方は、断熱改修を行うことで解決できます。
 
 

入政建築ではこのような方へマンションリフォームをお勧めしています。ぜひ、ご相談ください!

 

  • 築10~15年のマンションでそろそろ水廻りが老朽化してきたマンションにお住まいの方
  • マンションの間取りが家族構成の変化等で合わなくなって不便を感じている方
  • 中古マンションを購入して素敵にリフォームしたい方(購入前にご相談いただけると、なお良しです。特に大募集!)
  • 築20~30年以上のマンション、まるで住み替えのようなリフォームがしたい方
  • カビ・結露、暑さ寒さでお困りのマンションにお住まいの方 

 
 
 

工事を終えて


戸建にはないマンション管理組合とのやりとりをはじめ、エレベーターを使っての資材搬入は慎重に行いました。いつもより工事中の騒音にも気を付けながら作業しました。今回は、木のマンションリノベーションに特化した設計の仕事を行っている、マスタープラン一級建築士事務所の小谷氏にご協力いただき完成に至りました。戸建の経験だけでは、マンションリフォームはなかなか難しかっただろうと思います。
 
浜松では築20~30年の分譲マンションが増えてきています。およそバブル期に分譲されたものです。今後もマンションリフォームは増えていくと思われます。設備の入替や壁紙の貼り替えといったお決まりリフォームの他に、がらりと素敵にリフォームできるリノベーションという方法があることを、ぜひ知っていただきたいと思います。
まるで木の家のようなマンションが浜松で増えていくといいな→そんな仕事が増えていくと面白いなと思っています。

2015.12
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