入政建築 施工例 郷土(ごうど)のい離れ家

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ダイニングの天井に、築百年の納屋の梁を再生。街並み、風土に合う日本瓦葺きの家

母屋の東に総二階の離れを建てました

最近では少なくなってきた日本瓦葺きの家。いぶし瓦は、古来から流行など左右されず使われてきました。深みある色艶は、風格と伝統の確かさを感じさせます。
また、ダイニングの天井には、元々そこに建った築100年の納屋の梁を再生して取り入れています。


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建物データ
延床面積 117.0平方メートル
竣工年月 2013年4月
工  法 木造在来工法

母屋に向かって庭を囲むように建てました堀こたつのある畳コーナーには、色あせにくい和紙畳を使っていますダイニングの天井には、納屋から取り置いた梁を活かしていますキッチンの収納はシナで造作見学会の朝、施主さんが庭で咲いた見事なボタンの花をくださいました配膳代の下スペースは、分別ゴミ箱を置く予定東の窓からの風景がすがすがしい書斎階段幅は、通常より9㎝広い1m。たった9㎝ですが、荷物を持っても上下しやすいなど使いさすさがアップ2階洋室は、二つに仕切ることを考えて出入口も2か所

IMG_0679.JPG1F トイレ

メーターモジュールで造ると?

トイレ、廊下、洗面、風呂場など狭いところが一般的な広さより快適になります。高齢者のいらっしゃるようなお住まいでは、トイレや廊下に手すり等を付けても十分な幅、スペースを確保することができます。つまり、一般的な尺モジュール(91㎝)よりメーターモジュール(100㎝)の方が本来狭いところが快適になるわけです。
・・・ しかしその一方で、家全体の大きさが限られていれば、居室部分が狭くなってしまいますので、家全体のバランスを考えるプランが重要であることはいうまでもありません。

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いりまさの引出しの取っ手はシンプル。ご希望にもよりますが、たいていの家具はシンプルでスッキリしたデザイン。

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引出しは奥まで引けますからよ~く見えます。いわゆる引き残しゼロです。中に入れる物の重さを考えてレールを選んでいます。

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窓枠を利用してステンレスの台を造りました。水栓をよけて幅広にしてみました。

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階段を上ると廊下の一角に本棚があります。メーターモジュールで廊下も幅広だからこそできること。

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手すりは握った時にやさしい感触の杉材を使っています。もちろん階段も手すりも大工の手造り。

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部屋の巾にきっちりとはめ込んだ棚板が稼動する棚です。重い本を並べても丈夫でしなりません。

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堀こたつを片づけた畳コーナー。ごろ寝をしたり、洗濯物をたたんだり有効に使えます。

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2階居室窓下には便利な布団干しバーを設けています。バルコニーがなくても布団が干せます。

古材再生

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このような築100年もの建物の建替えの場合、施主様の愛着ある建物を取り壊すにあたって、どうも忍びない、何か残せないかという思いが頭をめぐります。当然100年も経つ納屋の木材は新しい木材にはない割れや汚れもあります。しかし、大工が手を入れることによって新しいお住まいの中でインテリア性の高いものとして再生させることができます

IMG_0709.JPG自然素材の漆喰、無垢フローリングに馴染む再生した梁

IMG_0103.JPG解体前、納屋2階の梁
IMG_0199.JPG解体後作業場に運び込み、大工が加工します