入政建築 施工例 細江町の家・・・玄関土間のある大屋根の家

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昔懐かしい通り土間
家族の暮らしに寄り添う家造り

70代のご夫婦にふさわしい、落ち着いた和風・大屋根の家屋です。
丘の上にあり眺望バツグン!

敷地内同居のご両親の家。1階は生活の場。別棟に住む息子さん夫婦は共働きなので、お孫さんたちは帰宅して夕食までの時間をこちらの家で過ごします。結婚当初に建てたという息子さんご夫婦のお住まいの方には子ども部屋がありませんでした。この建替えでは、2階に二人のお孫さん用のフリースペースを設けました。





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建物データ
延床面積 35.12坪(デッキ除く)
竣工年月 2016年3
工  法 木造在来工法

鉄骨造の3階建ての隣に、対照的な和風の家玄関は隣り合わせ。1階部分が中で繋がっている2世帯住宅デッキにこの一枚の板塀があるだけで、プライベートがしっかりと守れます玄関土間は素朴にコンクリート敷きリビングの奥の方は階段、吹抜寝室として使う和室は西側に。LDから少し離すと落ち着きますデッキは広い方が何かと使えます。引き込めるサッシで内外の床がつながり開放的上の窓から北の柔らかい光が落ちます。一日中安定した明るさの階段お孫さん用のフリールーム。ベランダから隣の建物に通じています

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土間の奥には大きなシンクを備え付けました。泥が付いた野菜を洗ったり、お孫さんのユニフォームを洗濯します。土間から直接キッチンへ行けるので、食材を買ってきた時も冷蔵庫までラク~に運べます。

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和室(寝室)からお風呂・脱衣室まで通れるウォークインクローゼット。行き止まりが無いので、家の中をぐるっと回れてどちらからも入れて便利。内部はお持ちのタンスに合わせたスペースを残し、後はきっちり造作しました。棚の中段に小物整理に便利な引き出し付き。

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2階フリールームからの景色は最高です。1階屋根は勾配がほとんど無いので、お天気の良い日にはつい窓をまたいで屋根へ出たくなるかもしれません。このフリールームは、真ん中あたりで近々仕切る計画があります。

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メーターモジュールなので和室に6枚畳を敷くと、周囲に半端な余りが出ます。板敷き部分が余りのスペース。通常の6畳より広いので布団を敷いても余裕の広さ。実際には7畳ちょっとくらいです。

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I型壁付キッチンの背後に作業台を造作しました。ダイニングとの中継で、料理の盛り付けや配膳に使います。キッチン側はゴミ箱スペースと食器用の収納棚になっています。キッチンがすっきり!

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玄関横はパソコンコーナー。文房具類はここへまとめて。たっぷり収納できる丈夫な本棚もつけました。

-お嫁さんの手記から-
DSC00961.JPG○オーガニックハウスあさのは屋さんから入政さん
2011年の東日本大震災は、食のあり方について改めて考えさせられるきっかけとなりました。私も、安全、安心なものを求める気持ちが強くなり、そういう健康を気遣う自然食品の店へ出かけるようになりました。添加物の入っていない調味料へ切り替えることからはじまり、衣・食・住と私の暮らしの価値観まで変化していきました。
現在は、洋服であれば流行のデザインよりも素材や着心地を重視しますし、ひとつモノを買うにも、衝動買いしていた若い頃とは違って、本当に必要なモノかどうかを考えて購入するようになりました。そうなると、当然のごとく毎日住むところだってそうでなければ・・・安心して住める自然素材の家がいいと思うのです。
DSC00654-3.jpg浜松には自然素材の家を建ててくれる会社がたくさんあります。入政さんでと思ったのは、通っていた自然食品の店「あさのは屋」さんの影響です。そこで入政さんのピザ窯で焼くピザのイベントチラシなどをちょくちょく見かけていたのです。店主の方の話で、その店が入政さんの仕事であることや、実は息子さん夫婦のお住まいも入政さんの仕事だという話も聞きました。入政さんは、暮らしの設計をコンセプトに丁寧な家づくりをしてくれるとのことでした。
もちろんその時は、何気なく聞いていただけなのですが、家族のキーマンである義母が「そろそろ家を建て替えよう!」と言った時には、「入政さんに頼みたい!」という確固たるものが、既に私の中で出来上がっていたようです。20160307083051510.tif
○義父母のハートをつかむ?
しかしながら、心配なことがひとつ。義父母に入政さんを薦めて、「うん」と言ってもらわなければならなかったのです。
義父母が建てる家ですから、私(嫁)の役割はサポーターなわけで、もしダメだったら他を探してこなければならない立場なのです。


IMG_3029-1.jpg実は数年前にも、ある建築会社で建替えの話がありました。その時は、大きく立派な家を見学しては、うちが建てたい家とはちょっとかけ離れているなぁ・・としっくりきていませんでしたが、あれよあれよと話が進んでしまったのです。気付いたら、いつ家を壊しましょうかという状況にまでなっていました。肝心の私たちの気持ちが置いてきぼりにされた感じでした。過去にこのような苦い経験がありましたので、義父母にはガンガン来る押しの強いタイプの建築会社は合わないだろうということだけは理解していました。
そんなことを思い出しながらの数日後、ドキドキして義父母を入政さんへ連れて行くことになりました。打合わせ場所は大久保町のエコショップ、そこは50年ほど前から使っている大工の加工場を改造した空間でした。黄色い藁が混じった土壁、高い天井には太い梁が昔のままに見えていました。窓の外には加工待ちのたくさんの木材と木埃りが舞っているのが見えました。DSC00650-2.jpg

それからその月のうちに、義父母とOB宅見学会へ参加しました。義母は濵松町家(雄踏町)の斬新な外観に対して、木組みを出した暖かな内観に畳や囲炉裏というセットが気に入った様子でした。2015年3月に入政さんのモデルハウスがオープンした際には、知らない間に二人で見学に出かけていました(笑)。
そしてその4か月後、義父母の家づくり計画が想定外な早さで始まったのです。




DSC01527.jpg-いりまさより-
以前のお住まいは、昔からよくある二間続きの和室があり、きっちりと部屋割りのある間取りでした。断熱性能も悪く、冬は寒く夏は暑いという築年数なりの建物でした。
最初にご両親に入政の建物を見ていただきましたが、今まで住んでいた家とは間取りなどの考え方が随分違って、かなり戸惑われたことだろうと思います。
しかし、見学していただくうちに、職人がきっちり造っていることや、自然素材の気持ちよさ、冬の暖かさなどの点で、随分と気に入っていただくことができ、今回の仕事に繋がりました。打合わせを重ねて設計が出来上がる頃には、住まい手さんに入政の家造りというものを理解していただくことができたのではと思います。

こちらは、住み始めると変則の2世帯住宅になります。玄関土間と息子さんご夫婦のお住まい1階部分ガレージがつながり、2階のバルコニーからも行き来が出来ます。施主さんと造り手が知恵を出し合って出来上がりました。

右写真は仮住まいからお引っ越しの日。
完成見学会の時には一部咲きだった「桜」が満開!(画像をクリックすると施主さんご夫婦も見えます→)