暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
正しさより、楽しさを追求する。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
入政建築が、長らく入っているネットワークがあります。
その名は、「町の工務店ネット」
町の工務店ネットは、スモール・イズ・ビューティフルをモットーとしています。「スモール・イズ・ビューティフル」という言葉を最初に言い出したのは、エルンスト・シューマッハーという人でした。彼がこの言葉をタイトルにした本を発行したのは1973年でした。そのとき人々は、何を悪い冗談を言いだしたのだと思いました。ビッグであることや、直線の広い道路を通すこと、高層ビルを建設したりすることが幸せだと感じていた時代に、それに逆行することを言い出したのですから……。しかし、物質文明と巨大技術は、今、明らかに限界に来ています。そして、それを解決する手掛かりとして、この本が見直されるようになりました。わたしたちは、スモールであることをつよさとし、誇りにしたいと思います。町の一員だからやれることを、建築の専門家の立場から大切にします。
https://machi-no-komuten.net/whatismachinet
私たちのように、小さく、楽しく、そして野心的な、工務店が全国にはたくさんいます。
その仲間たちとネットワークを組んで様々な活動(勉強会、見学会、講演会など)しています。
実は、このネットワークの本部が浜松にあるのです。
本日は、運営委員さんたちの会合DAY。
工務店の社長さんたちが、一同に集まりました。(恐縮です)
秋田、和歌山、富山、富士(静岡)から、お越しになっていただきました。遠方からお越しいただき、ありがとうございました。
今後のネットワークの活動内容の要望や、意見など様々なことが議論されました。
僕自身も、多くのことを学ばせていただいているネットワークです。
去年は、一つの家だけでなく、住環境も考えていくことが必要なのではないか?という問いから、町の風景をつくる勉強会を何度も開催されていました。
aisuの町角も、町の工務店ネットの勉強会から派生した提案です。
最後に、、、
このネットワークが掲げる憲章がこちら。
「町の工務店憲章」
- 地域の気象・素材・職人・生活に根ざす家を生む
- 住まい手の家造りに、知恵と技を供する
- その家は、工務店と住まい手が家守する
- その家は、その家の前を歩く人の家でもある
- その家は、旬を愉しみ、免疫力を高める住まい
- その家は、飽きがこなく、長く生き続ける住まい
- その家は、丈夫な構造が自由な空間を生む住まい
- その家は、お日様や風など自然力を活かす住まい
- その家は、断熱性と開放性をあわせ持つ住まい
- その家は、換気と通気できれいな空気質の住まい
- その家は、在来種の草花や樹木を愛でる住まい
まさに、入政建築が向かう方向性。
この憲章で掲げていることを、とことん伝えていきたいですね。