暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
正しさより、楽しさを追求する。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
Iさんの家の基礎工事が進んでいます。
この前のブログ→Iさんの家 配筋検査が無事合格!
本日の作業は、「型枠ばらし」です。基礎が姿を現しました!
入政建築の、基礎の形態は、「ベタ基礎」を採用しています。
基礎は、大きく分けて2種類あります。
「ベタ基礎」と「布基礎」があります。
ベタ基礎を採用している理由は、基礎断熱を採用しているからです。
基礎の内側に断熱材を張り付ける基礎断熱は、床下も居室空間と同じように扱います。床下空間をより、空気が回るように工夫しなければなりません。
ベタ基礎は、地中梁を設けることで、建物内部の基礎立ち上がりを省略できます。
建物の内部に基礎立ち上がりが少ないのがわかります。
びおソーラーを入れる場合(Iさんの家では、びおソーラーは採用していません)、床下に暖気を蓄え蓄熱させます。暖気を家全体にいきわたらせるため、建物内部の基礎の立ち上がりを極力少なくするのが望ましいです。。
また、点検が容易になりメンテナンス性の良い床下空間を生むことができます。
写真の赤ラインに、地中梁です。地中に梁を設けることで、基礎の立ち上がりを省力しています。
この梁で基礎の構造を安定させています。床下の空気を回す最良の基礎形態だと思います。
また、一枚のコンクリート板で基礎を構成するので、地盤の一部が沈下しても、全体の沈下はあまり考えられません。
床断熱の場合、床下は外部ですので、布基礎でも全く問題ありません。
採用する工法によって、基礎の選択が変わってます。
この基礎形態がいい!というのは、ありません。
用途や規模によって、「ベタ基礎」か「布基礎」か柔軟に選択して決めています。