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アースな人。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
暑い日が続きますね~
本日は、ジャパニーズ日除け→「スダレ」の効果をご紹介します。
スダレは、直射日光を遮ることで室内の温度上昇を抑える効果があります。これにより、冷房の使用頻度を減少させることができ、光熱費の削減に寄与します。
夏の風物詩だけでなく、実用的に使えるものです。
入政建築では、エアコンの能力算定を1棟づつ行っています。
一般的には、エアコンの機種は、部屋の大きさで決めることがほとんどだと思います。
が、
エアコンの大きさは、「能力」で決めることをおススメします。
なぜなら、部屋の断熱性能や、位置、窓の大きさ(性能)によって、エアコン能力に差がでてくるから。
今、建築中のHさんの家のリビングエアコンの能力算定を例にあげます。
リビングの大きさは、30.9㎡(18.65畳)
足場がとれて、「すっきり」しました。外部は、完成に近づいてきました。
現在、内部の下地工事を進めています。
窓に「スダレなし」で算定した、グラフをご紹介します。
暖房期のエアコン最大能力は、6730W
冷房機のエアコン最大能力は、7372W
ここで、エアコン能力の解説をします。
算定結果は、最大暖房能力=6730W、最大冷房能力=7372W
この両方を上回る能力を持ったエアコンを選ぶのが適切!
この能力の()に入っている数値→(最小~最大)という意味。
暖房は、7.3kW(7000W)→適切。
冷房は、4.5kW(4500W)→不足・・・・
冷房期の能力をベースに考えると、23畳用のエアコンが必要になります。。。
窓に「スダレあり」で算定した、グラフです。
暖房期のエアコン最大能力は、6730W
冷房機のエアコン最大能力は、4500W!!!
スダレを活用しただけで、4割ほどのエアコン能力が、削減されたのです!!
暖房期、冷房期どちらも14畳用で満たせます。
実際は、18畳程度ありますが、14畳でOKなのです~
消費電力も小さく済むので、経済的メリットも大きいです。
(この算定式は、建物廻りに障害物がない状態での算定になります。)
スダレをつけるだけで、この違いはすごい!
外部の植物も日除けの役割を果たします。(*計算にはのってきませんが、、、)
熱が室内に入る前にカット!するのが、ポイント。
(室内につけるブラインドや、ロースクリーン、カーテンでは、室内に熱が入ってきてしまうので、エアコン能力の削減にはなりません。)
スダレは、簡単に外すこともできます。
夏だけ活用することもできます。
見た目も、美しい。
そして、リーズナブル。
スダレをうまく活用して、エアコンの能力を最小限におさえ、エコな暮らしを目指していきましょう。