先週の土・日曜、家づくりを検討しているお客様が集まる家づくりフェア(イエタテ主催@産業展示館)が開催されました。浜松近辺の30社以上の住宅会社が集結。入政建築も参加しました。
合同イベントへは久しぶりの参加。お客様と出会うことが第一目的なのですが、客観的に自社を見つめるとができる貴重な機会でもあります。入政建築らしいとは?世間には(他社と比べて)どのような家を建てる工務店に見えているのか?ということです。
和風か洋風かで区別される家づくり。
会場では、分かりやすく、お客様とイエタテコンシェルジュが「和」か「洋」で家づくりを大きく区別し、各住宅会社ブースへという流れ(もちろん予算や様々な要望も込み)。つまり、好みの建てたい家はどこの会社で建てられるか?という探し方です。
入政建築の家は、夏の日差しをしのぎ外壁を守るという目的から軒が深め。ガルバは多いけれど、時に瓦屋根もありなので「和」の部類に。節のある松や杉のフローリング、柱、このように内装に占める木部の見た目量が和の基準となるようです。
入政建築の家は、昔からある日本の家が時代の流れに沿って暮らしやすく変化してきた家なので、それは「和」「ナチュラル」です。おしゃれに住めば「和」が「和モダン」にもなり得ます。
「和」は「和」でも、洗練された美しい「和」とは少し異なり、暮らしの中で求めるものを自由に形にしてきました。だから「何風?」は、ひじょうに返しが難しい問いなのです(本当は何風とも言いたくないところ)。
事実、様々な外観の家を建ててきました。それが何風かとは考えてみたことがありません。「洋」ではありませんが、「洋」の基準とは?「洋」といわれている工務店さんの内装と入政建築の内装はそう変わらないようにも見えます。何風か?は住む人のセンスにもよる話。「洋」よりは「和」の方が飽きなく住めるのは確かです。でも、最初は外観が特に重要な要素なのですね。
「一目見て、入政建築の家とわかる家を建てていこう」先代が言ったことがありました。何風でもない、分かりやすくしようという試みであったと思います。
イエタテさんのように、振り分けてたどり着いてくださるのもよいのですが、入政建築の家を目指してきてくださるお客様が増えていくことが理想です。それにはわかりやすい打ち出し方が必要だと思いました。
「和」か「洋」か?というよりは、経年変化する昔からある素材で家を建てること。
区別するのなら、「自然素材」か「そうでない素材」を多用して家づくりをすること。新築時はどちらも美しいですが、10年、20年経つと大きな違いが出てきます。
15年、20年後にリフォームをしたい方(壁紙や床を別のものに貼り替えて楽しみたい方)は、自然素材の家でなくて大丈夫です。
一方、古びていくことを楽しみながら暮らしていきたい人は自然素材の家を建ててください。貼り替える必要のない無垢の床が暮らしの傷と共によい色味となってきます。今は、このような床でおしゃれに暮らしてる方が多いと思います。古くなる過程、自然素材の家はかっこよくおしゃれに住めます。写真映えがよいのも自然素材の家です!
広報 すずき