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階段位置の秘密

2024.03.04

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ぼくが記したブログがのぞけます。)

新築住宅の内部のプランニングをするとき、一番最初に決めるのは、階段の位置です。

階段の位置が決まると、空間が決まります。

空間が決まれば、場所や、居室を決めていきます。

階段の位置は、重要です。

いりまさの家は、1階と2階がワンルームでつながる家がほとんどです。

階段を後回しにすると、ワンルームでつながる魅力的な空間にはなりません。

いりまさ流の階段位置のポイントは2つ。

1つめは、入口に近い位置にあること。

2階に居室があるときに、リビングダイニングの奥に、階段があるのはおススメしていません。

誰の顔も見ずに2階に上がれる位置に階段をかけます。

「一人で泣きたいときもあるよ。」っていう秋山先生のアドバイスが忘れられません。

入るとすぐに階段があります。

施工例:大屋根、通り土間のある家

2つめは、1階と2階が分離する位置に階段を設けないこと。

階段室と、リビングダイニングが別れていると、1階と2階が完全に分離してしまいます。

ハウスメーカーさんの家では、よくある階段の配置方法です。

階段は、2階にあがるだけでなく、1階と2階をつなぐ場所。

階段自体も居場所になれるのが、本来の階段の位置だと考えています。

施工例:シンプルでコンパクト、庭も楽しめる家

階段の在り方で、家の在り方が変わります。

2階建て以上の家を建てるなら、1階と2階を融合した平面と断面を組み合わせて考えると、空間の広がりが増します。(平面図だけでは、伝わりずらい・・・)コンパクトな家であれば、なおさらです。

こういうU字階段は、平面図でみると、上下のつながりを感じずらいです・・・。が実際は、上下とのつながりを大切にした作り方を意識しています。

階段自体も居場所の一つになるように、計画をしていきましょう。

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