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平均日射熱取得率。単語が長くて。。。

2024.04.12

まるたけ堂さんの看板プレートの打合せにやってきました。

どうせなら、お茶してきました。

30分程度の滞在でしたが時が止まったようでした。

外の景色が素晴らしい。

こちらの建築は、サン工房さん。すばらしい・・・の一言。

豊かな時間をありがとうございました。

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)

さて、本日は、温熱性能の平均日射熱取得率について。

平均日射熱取得率は、読んで字のごとく、建物全体で、日射の熱をどれだけ取得できるかの値。

最近では、夏の猛暑が毎年のように報道されますよね~

平均日射熱取得率は、四季がある日本において、取り扱いが難しい。。

冬は、平均日射熱取得率を大きくし、暖房エネルギーを小さくし、「冬暖かい」を実現します。

逆に、夏は平均日射熱取得率を極力小さくし、通風をとることで、「夏涼しい」を実現できます。

この矛盾した考え方をどのように折り合いをつけていくのか。

季節によって、平均日射熱取得率を変更できる工夫をしていかないといけません。

冬の平均日射熱取得率を大きくするためには、

①北側以外に、大きな窓を設けること。

②窓のガラスは、日射遮蔽型を用いるのではなく、通常の断熱ガラスを使うこと。

③庇をつけないこと。

*上の画像は、大きな窓から、日射熱を建物内に入れています。

以上の3点を意識すれば、日射熱取得率は大きくなります。これは、建築物の工夫で簡単に操作できます。最近屋根がでていない建物が多いのは、このあたりの理由からかもしれません。

難しいのは、夏の平均日射熱取得率を抑える方法です。

別の言い方をすれば、日射遮蔽をどのように考えるか。

①窓のガラスは、日射遮蔽型を用いること。

②庇を大きく出すこと。(屋根を大きく出すこと)

③窓の外側で日射遮蔽をする。→ブラインド、シェード、すだれなど

④窓の内側で日射遮蔽をする。→白いハニカムスクリーン、白いブラインドやロールスクリーン、障子

一番日射遮蔽性能が高いものは、③です。

建物の外で、日射を遮るのが一番!

*上の画像は、西面のみにスダレをかけています。

高断熱の家だけでは、「夏涼しい」環境はつくれないのです。

平均日射熱取得率の入政建築の基準はηAC→1.5以下 ηAH→2.0以上をめざしています。

「少ない暖房で、冬暖かく」「少ない冷房で、夏涼しく」を実現するためには、

断熱性能と平均日射熱取得率は、どちらも重要です。

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