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オフグリッドな家から学ぶ。

2024.06.14

オフグリッドの家を展開している、株式会社カメプラン一級建築士事務所に、いってきました。

オフグリッドというと、とっつきづらそう。というイメージがありますが。。。

以外とそうでもなかった。

(断熱性能やら、換気方法やら、わけわからん話も途中でてきます、、、すみません)

いりまさの性能について、考えさせられる旅になりました。

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)

オフグリッドな家とは、公共の電力網に依存せず、自給自足でエネルギーを供給する住宅のことを指します。

おー、結構すごい家だぞ。それと同時に、とっつきづらそう。。。。

縁あって、オフグリッドな家を見学できるチャンスをいただきました。

株式会社カメプラン一級建築士事務所の事務所と住まいを

代表でもあり、住まい手でもある大出さんに、お話を聞きながら見学させていただきました。

貴重なお時間ありがとうございました!

真ん中にいらっしゃるのが、大出さんです。手前は、奥様の亀崎さん。

東京都東村山市富士見町の閑静な住宅街に、オフグリッドの家はありました。外観は、ガルバリウムの洗練された意匠。屋根も、木が表しになっています。

目隠しの木塀や、手摺には、木が使われていて、優しい雰囲気のお宅でした。

内部も、「木」がふんだんに使われています。

内壁は、土佐和紙を張った仕上げで心地よい空間が広がっていました。

外部も内部もオフグリッドな家とは、思えない感じ。

オフグリッドってきくと、とっつきづらい印象でしたが、全く違いました。。。

押し入れ内部にある分電盤を切り替えると、東電から給電できるようになっています。

冬は、暖房エネルギーがかさむので、完全オフグリッドは難しい模様です。

天窓で、太陽の光も、うまく活用して、室内を明るくしていました。

東西面に、窓を少なくし、南面に大きな開口をもってくる工夫もされています。

上の写真は、西側からとった写真。窓が、一つしかありません。

冬場の日射取得と、夏場の日射遮蔽も、省エネルギーにとって、すごく大切な考え方の一つです。

大出さん宅の、環境ライブ配信です。今の状況がライブでみれます。気になる方は、是非覗いてみてください。

オフグリッドには、優先順位があることを学びました。

①断熱性能(G3レベル)

冷房負荷と暖房負荷が逆転するラインを探ると、G3レベルまでもってかないといけない。という説明で納得。(G3とは、今でている基準で最高レベルの断熱性能を指します。)

②太陽光発電パネルをつける。

③蓄電池をつける。

④V2Hをつける。

「住宅資金によって、優先順位の高いものからやっていけばいい」

最低①で終わる人も、いれば、②までやれる人もいる。

将来的に、オフグリッドになりえる家を計画することが大事。(最低限は、断熱性能を担保すること)

断熱性能だけでなく、換気方法も、省エネルギー性に影響が及びます。

換気方法も、ChatGPTに聞いてみよう。(ぼくが説明するよりわかりやすい)

換気にはいくつかの方法があり、それぞれに特徴とメリットがあります。ここでは、第一種換気、第二種換気、第三種換気の3つの主要な換気方式について説明します。

第一種換気

特徴:

  • 全熱交換型: 室内の空気を外部に排出し、同時に外部の新鮮な空気を取り入れる際に、熱交換器を使用して熱エネルギーを回収する方式です。
  • 強制給気・強制排気: 給気と排気の両方を機械的に行います。室内の空気質を一定に保つために最も効果的な方法です。

メリット:

  • 室内の温度と湿度を安定させることができる。
  • 外部の新鮮な空気を効率的に取り入れることができる。
  • 空気の流れを制御しやすい。

デメリット:

  • 設備費用が高い。
  • メンテナンスが必要。

第二種換気

特徴:

  • 強制給気・自然排気: 給気を機械的に行い、排気は自然に行われます。給気ファンを使って外部の新鮮な空気を取り入れます。

メリット:

  • 室内の正圧を維持しやすい。
  • 建物内のほこりや汚染物質の侵入を防ぐことができる。

デメリット:

  • 排気が自然に行われるため、空気の流れを完全に制御することが難しい。
  • 外気温が低い場合、冷気が直接入る可能性がある。

第三種換気

特徴:

  • 自然給気・強制排気: 給気は自然に行われ、排気を機械的に行います。排気ファンを使って室内の汚れた空気を外部に排出します。

メリット:

  • 設備費用が比較的安価。
  • 簡単な設置とメンテナンス。

デメリット:

  • 室内の負圧を維持しやすく、外部からほこりや汚染物質が侵入しやすい。
  • 冬場など外気温が低い時期には、室内の温度が低下しやすい。

今回訪れたオフグリッドの家も、第一種換気(全熱交換型)を採用。

省エネルギーの観点だけでみると、第一種換気(全熱交換型)が一番最良に見えますが、初期費用と、メンテナンスのことを考えると、、、、

「浜松」という温暖な気候ということもあり、

いりまさでは、「びおソーラー」と「第三種換気」がベース。

「びおソーラー」と「第三種換気」を標準仕様にした場合、

最低限の断熱性能ラインと換気方法を、どこに定めるか、

自社で考えて決定することがすごく大事」だと強く感じました。

ヒントをたくさんいただき、浜松に帰ってきた。

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