3人の男子中学生が、2日間職業体験で入政建築にきました。
ぼくたちが、中学生のころには、職業体験なんてなかったなぁ。
天竜杉を加工する大工作業を見学してもらいました。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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河合大工の加工している作業を見学。
1つの材料を削って整え、住宅の部材に加工していきます。
1つずつの部品が、手仕事によってできています。
入政建築では、大工がいるので、家をつくる部材は、なるべく木を使います。
事務所の横に併設している加工場で、窓の枠や、扉の枠も、すべて手作り。
材料は、地元の天竜杉で統一。
加工がしやすく、美しい材料です。
多くの建築屋さんは、安価で、施工性も良く、クレームになりにくい効果的な建材を選択しています。
消費者→安くて助かる。
建築屋→大工や、加工場がいないため、部材をつくることができない。&クレームが少なく、工期も短く済む。
っていう構造。なので、世の中、建材だらけ。
建材の部材は、芯材にシートを張ってあることがほとんど。
経年変化すると、シートがはがれてきて修復不可能な状態に・・・。
無垢材の場合、傷はつきますが表層が剥がれてくることはありません。
家は、長く使う場合が多いので、枠などの部材は、無垢材をおススメしています。
小さな部材も、大きな材料の半端材でできていれば、なおよし!
いりまさでは、巾木や、面材の木口板は、半端材からできているため、材料を無駄なく使うことができます。
家の材料は、長く使うことを想定して選定すること。
これは、鉄則です。
時間が経過すれば、、、、わかることがある。
時間が経過しないと、わからない。
建築は、そんなことで満ちています。
長く使って味がでる、本物の木の部材づくりを続けていきます。