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屋根断熱を採用する理由

2025.02.20

上棟って、ワクワクしますね!

このワクワク感を、暮らしの中で感じることができる家が好きなんです。

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)

先日、和合町で、「aisuの家」が上棟しました。

Iさん、おめでとうございます。

上棟したての建物って、木造の力強さが伝わって、ワクワクするんですよね。

住宅の上面の断熱方法は、2種類あります。

①天井断熱

②屋根断熱

ChatGPTに、天井断熱と屋根断熱の違いを完結に教えてもらいました。

天井断熱: 断熱材を**天井(小屋裏の床)に施工する方法。小屋裏は外気に近い温度になる。
屋根断熱: 断熱材を
屋根(屋根の裏側)**に施工する方法。小屋裏も室内に近い温度になる。

違い:

  • 天井断熱は施工が簡単でコストが低いが、小屋裏は寒暖差が大きい。
  • 屋根断熱は小屋裏も快適になり、屋根の結露防止に有利だが、コストが高め。

とのこと。

aisuの家では、屋根断熱を採用しています。

屋根断熱を施工するのは、実は上棟時。

工程を見ながら解説していきます。

まず、屋根の形なりに、登り梁をかけます。

登り梁の上に、24mmの構造用合板を打ちます。この合板は、構造耐力上必要な合板です。

この合板で、屋根の蓋をしめ、建物の剛性を高めています。

さらにこの合板は湿気を通しずらい素材。

室内の湿気を外部に流出するのを防いでくれます。これにより、結露のリスクを抑えることができます。

24mmの構造用合板の上に、垂木を打ち付けます。この合板の裏側は、室内の天井として、そのまま見えてきます。

おっと、これは「びおソーラー」の取り込み口。

垂木の間に、90mmのフェノバボードを入れていきます。

断熱材を入れ終えたら、その上に野地合板を打ちます。(この野地合板は、構造耐力には関係のないもの)野地合板を打ってしまうと、断熱材を見ることができなくなってしまいます。

その上に防水のための、ルーフィングを敷きます。

このように屋根内部に、断熱材を入れる工法が、屋根断熱工法。

いりまさの最善の断熱施工方法です。

ChatGPTさんにも教えてもらったように1つデメリットが、、、、

それは、天井断熱よりコストが高くなること。

なぜコストがあがるのか?

1.天井面より断熱材を使う面積が広い。

屋根全体を覆うため、天井断熱よりも広い面積を断熱する必要がある。

2.高性能な断熱材が必要。

屋根直下に断熱材が施工されるので、高温になっても性能が担保される断熱材を使用する必要があります。

いりまさでは、熱に強く、経年変化が少ないフェノバボードという高性能な断熱材を使用しています。

コストだけを考えると、天井断熱で、天井は一律平らにするほうが、いいけど。。。

それじゃあ。つまんないよね。

工事が進んできたら天井がはられて、構造が見えなくなって、部屋化していく。

そんなの嫌。

上棟のワクワク感が、暮らしの中で感じられる空間であってほしい。

天井断熱よりコストがかかるけど、この空間を実現したい。

そんな想いから、屋根断熱を採用しています。

できてしまうと、屋根断熱の苦労がなかったように、スーッと見えますよね。

ここまでいくのに相当な時間をかけているのです。

みんなの力で、何とか形に・・・。

ありがとうございました。

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