aisuの家には、デザインのルールがあります。
そのルールを守れば、必然的にいい家になる。
家づくりのルールを明確にすれば、
そのルールに守られた家づくりができるようになります。
今回は、階段編。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
「aisuの家」は、
性能、意匠、外観、コストバランスなど、総合的に考えた「これがいいよね。」の集合体。
(完璧なルールは、あり得ないし工法も進化します。改善を繰り返せるルールであってほしいという想いも含んだ言い回し。)
今回は、階段のルール。
aisuの家では、大きさを6M×6Mと決めて、標準化しました。
自然と共に暮らせるコンパクトな家を目指しました。
(1階と2階合わせて、23坪程度)
対象人数は、~4人程度。
一人の方から、子育ての終わったご夫婦。お子さんのいるご家庭。
家族の形態も変化してきました。様々な家族形態に合わすことができます。
建築面積も、浜松市の敷地であれば、ほとんど配置することができます。
大きさが限られているので、部屋を連ねるプランニングすると、窮屈な家になってしまいます。
コンパクトな家でも、大きく暮らせるように、
部屋を連ねるのではなく、ワンルームをどう仕切るか。を考えプランニングしていきます。
そこで重要なのが、階段。
LDKや、個室が連なった家では、階段は、廊下部分にあるのが一般的。
廊下部分にあることで、各居室の独立性が高まります。
が、aisuの家では違います。
階段は、LDK部分にあります。いわゆる「リビング階段」。
コンパクトな家では、階段を独立させて、廊下を設けると、ほんとに狭くなるんです。。。
階段がLDKにあり、2階のフリースペースに向かってかける階段は、平面計画以上に、広がりを感じることができます。
また、
階段がかかる部分は、吹き抜けになるので、
2階からの光を1階に落とすこともでき、室内がより明るくなります。

階段を掛ける位置も重要です。
極力入口に近い位置で階段を設置します。
階段を入口付近に設置すると、
リビングダイニングのアルコーブ空間に落ち着きが生まれます。

階段の位置は、建物の構造や、プランに大きく影響を及ぼします。
aisuの家では、
「リビング階段」「エントランス付近に設置する。」
というルールをもとに、階段位置を決定しています。
コンパクトですが、
このルールを守れば、内部のアルコーブが確保されます。
また、1階と2階のつながりが生まれ視覚的な広がりを感じられる空間が構成できます。
「これがいいよね。」