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ランニングコスト考慮で素材選びが変わる。内部空間に塗装や板張りを使ってみませんか?【浜松市工務店】

2021.11.25

「天井材は?内壁は何ですか?」

家づくりの関係者でもなければこんな質問はしないでしょうけれど、天井材や壁材が何であるかということは、家の質・雰囲気に大きく関わることです。入政建築のLDK空間では、「紙クロス(オガファーザー)」と「塗装」と「板張り」を使っています。ちなみに、何か一つだけの素材ということはありません。

家づくりの素材に求めるのは、自然素材でかつメンテナンスフリーであること。例えば、ビニルや紙クロスのように、10~15年での貼替が必要ないこと。これはクロスを新しく貼替えてキレイに模様替えすることに楽しみを感じるタイプの方には別の話ですが・・・

天井の素材で多いのは白い壁紙。白にしておけば難が無いだとろうし、広い面積の天井を白くすれば、部屋の広がりを感じることができますから。一方で、天井に木を使う場合は、その質感や色味から存在感のある雰囲気になります。白い空間は、ぱーっと明るいのですが、リラックス効果は期待できません。そういった面から考えると、入政建築の板張り天井には癒し効果が期待できます。

内部仕上げでお得なのは塗装や板張り

「塗装」にしても「板張り」にしても初期コストは一般的なクロスと比較すると少々高めです。しかし長い目で見れば、クロスと「トントン」になるくらいです。10~15年後にやってくるクロス貼替えの費用やそのための家具移動やら面倒なことが「塗装」や「板張り」にすれば無いからです。まして、木質感や経年変化等で目を楽しませてくれる分、お得とさえ感じます。

実際の家づくり中には他のことに目が行ってしまい、素材選びの重要さを忘れてしまって(知らないで)、ということが多いのですが、素材はランニングコストまで含めて検討できるといいですよ。10年、15年はあっという間、初期コストにとらわれないようにしたいものです。

室内に壁と天井が占める割合は非常に大きいということをお忘れなく!

内装をどのような素材で仕上げるか?ということは、家の見え方(雰囲気)に大きく影響します。

なんとなくいい家、上質な感じがする家にするためには、素材選びが肝心。間取りがシンプルであればあるほど素材が際立ちます(際立ってしまいます)。

入政建築が施工する板張り天井に注目してみましょう

天井に木を使うと、そこは木の温かさを存分に楽しめる特別な空間になります。上を見上げてください。視界を邪魔するものが何もない状態になりますね。ということは、隅から隅まで木が見える印象的な天井になるということ。

こちらの天井はラワン合板。節や木目が無くスッキリしています。一律であまり主張しないためインテリアの邪魔をしません。ラワン合板は建築家が好んでよく使う素材で、無垢床材と同じく経年変化で徐々に色濃くなり味が出てきます。入政建築では、美しい合板を選別して使うようにしています。きれいな合板を探して揃えるのはたいへん手間がかかるそうです(現場監督談)。

LDKの天井を板貼りに(ラワン合板)

広沢の家/浜松市中区広沢

天井に「木」を使うと空間に温もりが加わります

床が無垢床。更に天井まで木にすると木々しくなるのでは?と心配な方。白い空間の中にポイント的に木の天井とする方法があります。白と木の配分で印象がずいぶん変わります。

直接触れることのないところだからと「木目調のクロス」をおしゃれで貼る方もあると聞きますが、やはり本ものの「木」には敵いません。自然素材には調湿作用があり、家の一部となった後も呼吸をし続けてくれるからです。そう聞いただけで深呼吸をしたくなりませんか?

そして実はこの木目というもの、全体をよく見ると不規則さと規則正しさが調和しています。木の空間に囲まれると、なんだかほっとする方が多いですよね。リラックスできるような感覚を持つ方が多いのは、ゆらぎの視覚的効果からだと考えられています。白い壁や天井に比べ、木目からは温かくやさしい印象を受けます。図書館や病院、美容院、カフェ等の建物内に好まれるのも、人の気持ちをリラックスさせてくれるからです。家づくりで使われる針葉樹(杉・桧・マツ)は触れても冷やりとしません。

次のふたつの写真、木の天井部分が白色だったらと想像してみてください。白くてもいいですが、印象はどんなふうに変わりますか?

マンションリノベーション マンションの天井のかたちを活かしてLDKの天井一部を板張りに(唐松)

中古マンションリノベーション/浜松市東区笠井新田町

歯科医院 診察室の天井を板貼りに(唐松)

歯科医院設計施工(深谷歯科医院)/浜松市南区芳川町

診察台に載って天井を見上げた時、無機質な白より木目の方が安心しませんか?木目を使う建物の歯医者さんには勝手に優しいイメージを持ってしまいますね。

より印象的な板張り天井にしたい方は勾配天井に

勾配のついた(斜めの)天井と平らな天井とでは空間のスケールが異なります。これは屋根勾配なので設計からの話になりますが、勾配天井に板を張ると、ずっしりと落ち着いた雰囲気の「いかにも木の家」という雰囲気になります・・・私は木造教会をイメージします。

LDKを板張り勾配天井に(唐松床材)

簡素な暮らしを楽しむ家/浜松市南区鶴見町

こちらは礼拝堂の施工例です。大空間の天井に木を使うと、またまた素敵でダイナミック。因みに床は唐松。

礼拝堂「からし種」板張り勾配天井(節無し杉材)

ぜひ、板張り天井にしたい!という施主さんはプランの早い段階でお申し出ください。

広報 すずき

関連ブログ:入政建築でお勧めしている外壁。外壁は、ランニングコストも含めて考えよう。

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