WORKS 施工実績

和室を洋室リビングに。部屋の用途変更で、今を快適に/浜松市中央区篠原町

ご両親との同居から10年、二人のお子さんの成長に伴いそろそろ個室をという時期になりました。足りない1部屋分を増築しないで、部屋用途を変えるリフォームで対応できました。主なリフォームエリアは1階二間続きの和室。こちらが若夫婦世帯の洋室空間となり、家族6人が快適に暮らせるようになりました。

リフォーム内容>和室→洋室、仏壇スペース移動と付近収納造作玄関収造作、玄関戸取替え、洗面脱衣室収納棚造作、2階窓の撤去 

部屋が足りない?使用頻度が低い和室(客間)の用途を変えて増築を避けたい

以前の床の間の壁を活かした洋間リビング

リフォーム目的は、2つの独立した子供室を2階へ確保すること。そのためには、6DKの用途変更が必要だと奥様は考えました。主なリフォームは、二間続きの和室を若夫婦世帯のリビングと寝室としたこと。若夫婦が同居してからの10年というもの、広縁がついた8帖の和室(客間)は、荷物を置いたり洗濯物を中干しするなど日常使いする部屋となっていたからです。こちらの仏壇と神棚を和室(両親居間)へ移し、洋間リビングに変更しました。また、ご両親の寝室は東の和室をフローリングにリフォームして移しました(図面外)。明るく風通しも良いので、ご両親はこちらで過ごす時間が多くなりそうとのこと。S様邸では、4室の和室のうち、3室がフローリングになりました。

家族の誰もが納得する暮らし方に変更

部屋の使い方をかなり動かしていますが、実際の間取り変更工事はわずか。新しく仏壇を置くための壁とリビングの南に中干しスペース用にやんわりと仕切る壁を新設した2点です。

具体的な部屋の用途変更≫

和室客間+広縁→リビング(若夫婦世帯)、寝室(両親)→寝室(若夫婦)、居間(両親)→仏間兼居間(両親)、居間(若夫婦世帯)→寝室(両親)、2階寝室(若夫婦世帯)→子供室 

リフォーム前と後を画像で比較≫

リフォーム前 広縁のある座敷
リフォーム後 広縁スペースを含めたリビングに

出入口角にリビング側から使える収納を新設。部屋干し予定の窓際には壁を新設しましたこちらに壁があることで、ただ広いだけよりも家具も置きやすくなるなど使いやすさが増します。

リフォーム前 和室
リフォーム後 ナチュラルモダンな洋室へ(既存障子利用)

窓前を活かしてデスクコーナーを造りました。パソコンを置いても手前に作業スペースが残る60㎝の奥行きです。ちょっと何かを置きたい・・・にも便利です。また、寝室は既存の障子利用でナチュラルモダンのお部屋になりました。新しい木材は経年変化により徐々に飴色になっていきます。障子の濃い茶色とも自然に馴染んでいきます。

リフォーム前 居間と寝室がつながる間取り
リフォーム後 居間との出入りを塞いで落ち着いた寝室に 

繋がっていた和室(居間)を閉じ、出入りが1方向のみの落ち着いた寝室になりました。

リフォーム前 玄関収納
リフォーム後 玄関収納を大容量に
リフォーム前玄関
リフォーム後玄関

リフォームチェックポイント≫

1. 床の間や押入れを解体せずに収納として利用(床柱は残したいというご希望)

2. 奥行きが深い押入れを中段、ポールで使いやすく造作

3. 押入れの奥行きを利用してデスクスペース(奥行き60センチ)を造作

4. 寝室とリビングの仕切りに天井までの建具を造作

6. 若夫婦世帯だけのプライベートスペースの確保

今を快適にするリフォーム。でもその先は?

お子さんがいるお住まいでは、15年~20年と経てば生活スタイルが変化します。かつて最適と思われた間取りもそうでなくなってしまうことがあります。そうした時に備え、あらかじめ最小限の費用で済むよう考えておきたいものです。土地に広さがあれば増築するのは簡単。ですが、10年、20年先もその部屋は果たして必要なのか?と考えてしまいますね。

今回のリフォームは、奥様の考えのもと理に叶った部屋の用途変更ができました。現状の悩みを解決するのはもちろん、少し先も見据えてリフォームを行っています。メインの西側リフォームの他に、70代ご両親の寝室を、浴室・トイレ近くの部屋へ移し(図面外)、ベット使用のため畳からフローリングに変えています。東と南から採光が入る部屋は一日中明るく気持ち良く過ごせる位置です。

また、ひと頃は当たり前のように造られていた二間続きの座敷と呼ばれる和室。それらの多くは、家中で一番良いとされる位置(南)にあることが多いため、日常の暮らしスペースが東や北に配置されていることが多いです。暮らし方の様子も様変わりした現在、誰も居ない座敷がいちばん明るくて日当たり良好になっているのはもったいないと思う方も多いのではないでしょうか?(一番良い場所にリビングを配置することが、今は当たり前のようになっていますね)

S様邸の和室を洋室に変えるリフォームでは、床、壁、天井、建具を新しくしました。まるで新築のような内装になりました。

リフォーム前 座敷(客間)を洋間にリフォーム 工事中
リフォーム後 リビング

障子があるフローリングの部屋

既存の障子を残してフローリングにしたのが奥の寝室(若夫婦の)です。フローロングに障子を合わせると上品で落ち着いたナチュラルモダンになります。障子は断熱効果があり、熱さ寒さにも最適。カーテンよりも便利なところは隙間が無いところ。昼間に障子を閉めても暗くならないことです。ポイントとしては、馴染むように同じ空間の建具を開き戸(ドア)ではなく引き戸にすること。床にはマツや桧等の和の材を使うとうまく融合してくれます。

お客さまの声≫依頼の決め手となったのは、こちらの要望、日程、予算等含め、ちゃんと話を聞いてくれたところ。こんな感じに・・・と伝えただけで、入政さんがすごく素敵にして下さり感謝です!!少し残した和の感じが気に入っています。



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