季節が春めいてきました。いよいよ畑に出ての実践です。本日は基本中の基本、「畝たて」の勉強です。畝立ては、水はけをよくして野菜が元気に育つために最も大切なことです。出席された方10名+スタッフ2名で作業開始です。畝の長さはおよそ15m×2本。畝幅は90cm、通路40cmとし、目印のロープを目安にします。
畝になる中央(野菜を植え付ける部分)に溝を掘り、元肥になるよう1年寝かした草の堆肥を入れます。慣れない作業に慣れない道具でしたが、気持ちの良い汗をかきながら楽しくできました。
スコップや鍬(くわ)で通り部分の土上げをして畝を作ります。おおかた形ができてきたら、畝がかまぼこ状になるように整地をしていきます。この作業を一人でやるとすれば相当な時間がかかるでしょうが、大勢で楽しみながらできてよかったです。ここまできたら完成も目前、、、
畝の上を、最初に元肥として入れた堆肥(1年寝かした草の堆肥)で覆っていきます。実際に野菜を植える頃(5月初旬)までに、ある程度の栄養を施し草の下で虫や菌を育てていきます。
自然農法では、
・畑に生える草を刈って畝に敷草をする
・土を育てるための化学肥料は置かない
・消毒はしない
これらが大前提です。上手くできるかどうかはやってみないと分かりません。2022年、まずは実践しながら試していく1年になります。次回は種まきと育苗。そして5月初旬には苗の植え付け作業です。夏は夏野菜の収穫もできるでしょう。暑くなると草の整理等ハードな作業になりそうですが、みんなで力をあわせて育て、とれた野菜でカレーパーティーができたらと思います。楽しいイベントができるといいなぁと夢が広がります。
新野達治
関連ブログ:→自然農法講座(第3回)種まき編