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完成まぢかの新居、建築士が提案するエアコンプラン【浜松市 工務店】

2022.06.15

Energy ZOO(エナジーズー)の「暖冷房能力設定プログラム」から算出します

Energy ZOO(エナジーズー)は、「住み心地のいい家」を「わかりやすい&納得できる」カタチで説明ができる木造戸建住宅用 温熱・省エネ統合計算プログラムです。こちらを利用して、入政建築の建物性能を数値化して表す際に使っています。

今回は、建物が完成に近づきエアコンを選ぶ時期となった施主さんへのご提案。小部屋がいくつもあるような間取りと相反する入政建築の家は「エアコン選びが難しい」「どれくらいの大きさのエアコンなら効果的か?」が判断しにくいのです。

おおよそ検討はつくものの数値で表すことでお客様に安心していただけるため、「暖冷房能力設定プログラム」から算出しています。

まず、さいしょに。電気屋さんが言う機器とは違った提案になります・・・

電気屋さんの機器カタログの畳数は「無断熱での畳数」を表しています。
断熱性能を計算すると、お部屋に合った適正な機器がわかります。

エアコンを選ぶとき、カタログの「畳数」を目安に選んでいますか?
実は、この畳数表示は『無断熱住宅』を想定したものになっています。今どき新築の建物で、断熱材が使われていないなんて?ありえません。断熱をしっかりした住宅なのに「畳数」から選んでしまうと、オーバースペックで無駄の多いエアコンを選んでしまいます。まぁ、大は小を兼ねますが・・・無駄はいやですね。

基本的に隙間風が入るような家が基準になっているイメージです。築年数が古い建物ならそれを加味して選ぶと良いです。「そういう家でもこの機器なら効果があるよ!」です。建築やとしては、断熱改修と併せ、ほどほどの機器を選んだ方が電気の無駄もなく暮らせるので、そちらをおすすめしますが。

暖冷房機器を設置する部屋の情報を入力。6面をきちんと計算して、必要なエネルギーを計算します。

暖冷房能力設定プログラムでは、エアコンを設置する実際の部屋の情報を入力します。広さ、各面の断熱性能、日射遮蔽性能を考慮できます。特に重要な窓周りは、外側・内側の付属部材も設定できます。以下のような感じです。

オーバースペックのエアコンは、価格も電気代も無駄だらけ。適切な機器を選んで、しっかり省エネしましょう。

オーバースペックな機器は、イニシャルコストが高い!しかも、本来の性能を十分に発揮できずにランニングコストも余計にかかってしまいます。つまり、その空間に合わせた機器選定がとても重要です。

適切な機器選定は、適切な建物性能の把握から。これはお客様には難しいため、建築士の知識・スキルを知って頂く機会にもなります。

適切なエアコンは、建築費・光熱費のコストダウンにもつながります。

建物の性能が上がれば、その分小さな容量のエアコンで暖冷房を賄えます。建物の容量が小さくなれば、イニシャルコスト・ランニングコストが抑えられ、建築費のコストダウン、光熱費のコストダウンにつながります。コンパクトな家が人気である理由にはこの辺のことが含まれています。

エアコンの差で、建物性能の差を示します。
例えば、「これだけ安い機種で済む」ということが一目瞭然です。10万、浮きました!

ほとんど転載:パッシブデザインの効果や省エネ性能をカンタン計算 木造住宅用 温熱・省エネシミュレーションEnergy ZOO

広報 すずき

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