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大屋根、通り土間のある家/浜松市中央区伊左地町Y様・お客 様の声

2020.07.23

①自分たちの家を建てたい!

4~5年前からでしょうか、年齢的に35年の住宅ローンを考えるとそろそろタイムリミットだろうと感じていました。私たちは結婚以来、妻の実家の隣にある築20年の古家に住まわせてもらっていました。家賃を心配することもなく、8年余りの日々を過ごしてきました。元は祖母が住んでいた家で、強いて言うなら広すぎてちょっと住みづらいかなと思っていました。家を建てるならコンパクトな家がいいという思いは、そこでの暮らしから感じ得たことです。夫婦ともにいつかは出ていく家という思いがあり、その家にはあまり愛着を持てずにいました。

②それぞれの仕事事情

私の仕事はゴルフ場の管理で、よく芝をたっぷり付けて帰宅します。早朝から夕方までの勤務ですが、昼間の数時間は一旦帰宅して家で過ごします。浴室に行かずにそのまま寝てしまうこともあるので「家の中に芝がある」とよく妻に言われました。一方の妻は、夜勤が月に8回ほどある介護の仕事に就いています。このような勤務時間の違いから、私は寝ているけれど妻は起きているといったように暮らしがズレる状況が多々あります(この反対パターンももちろんあります)。総じて在宅時間は他の家よりも多いだろうと思います。新しい家では、お互いの暮らしのパターンを害さないよう夫婦別室にして、ストレスなく暮らせるようにと希望しました。

③木製窓がある木の家

大屋根のLDK

私は以前から木製の大きな窓にあこがれていました。そして建てるなら地元工務店でという強い思いもありました。そこでまずは、名の知れた○○工房と○建築へ足を運んでみました。この2社はとりあえず行ってみたかったし、いい木の家を建てる工務店だったからです。しかしながら、どちらも予算的に厳しいことはすぐに解りました。「3×××万からです」と言われ、木の家は難しいかもしれないと思いました。それから建築家とコラボして企画住宅を建てている会社へも行ってみました。普通よりちょっといい家が良かったからです。しかし、あまりにも自由がなく企画住宅とはこういうものかと実感しました。建築家が細部までこだわっていて(それが美しくてベストなのでしょうけれど)、なにしろ私たちが自由になるところがありませんでした。決められた中から選ぶ家づくりは、庭の樹木の植栽位置までしっかりと決められていて驚きました。たしかに素敵な家だったのですが、自分たちの家ではないなと思いました。

そんな折、PC検索で入政建築を見つけました。「木製窓」で検索したかと記憶しています。正直、知らない会社でしたが、地元工務店でで無料相談会もやっていたので、最後の砦と思って出掛けました。2019年1月早々のことでした。

④家づくりに向かって

庭施工中

無料相談で私たちが最初に伝えた予算は2000万。あとから聞いたのですが、ほとんどの方が最初に言う予算なのだとか。この予算に対しての入政建築の回答は、「ちょっときついですね。2200万からならなんとか・・・」でした。今思えば、この「なんとか・・・」は、「なんとか建てられます」ではなく、「なんとかしてこの予算で素敵な家づくりをしましょう!」でした。
私たちはこの言葉に後押しされ、その後3か月の間に3軒のOB宅を訪問させてもらいました。今住んでいる家が広すぎると感じていたので、コンパクトで家事が楽そうな家を主に訪問させてもらい、少しずつ入政建築が建てる家のイメージをつかんで行きました。私たちが建てたらこんな感じになるのかなと。

4軒目でスクラ大久保を見学した時のことでした。「家事が楽にできる家がいい。無駄に距離を移動したくない!」とだけ言い続けてきた妻が、ここの家事動線に反応しました。社長の自宅ということで贅沢なつくりではあったのですが、洗濯専用デッキや裏家事動線がしっかりと造られていました。それまで家づくりにさほど興味を示さなかった妻も興味津々。ようやく本腰を入れてくれようでうれしかったです。私はというと、見事な大屋根やリビングに並ぶ大きな木製サッシに魅せられ、これにしたいという思いがいっそう強くなりました。その後は、資金相談を受けて契約となりました。

⑤ 木の家を造る現場から

建築中に現場を訪れると、よく大工さんが話をしてくれました。ここが大変だとか、ここはこうやったとかです。本当に木で造っているんだな、大変そうだと思いました。我が家は合板の壁が多いのですが、これがまたきれいに施工するのがすごく手間なのだそうです。いっそクロス貼りの方が下地が見えないからどれほど楽かとか?大工さんが言ってました(笑)。でも、合板はクロスのように汚くなったからと張替える必要もないし、経年変化も楽しめるから選びました。釘をどこで打っても下地だからokっていうのもすごいと思いませんか?

工事中は、やむを得ず現場で変更になる箇所もありましたが、変更前よりも良くなりました。設計と現場が一丸となり最良を判断してくれるので心配はしませんでした。

現場と大工さん

⑥我が家はこんな家

我が家は夫婦それぞれのライフスタイルに合わせた家です。1階と2階にそれぞれの寝室があります。共働きなので家事動線の良さは必須です。南に木製の大きな窓が並び、デッキへ出られるようになっている開放的なリビングが気に入っています。妻は洗濯物も太陽の匂いを好む外干し派。雨の日には溜めてでも洗濯しないと割り切っているので、洗濯物干し場に軒はありません(笑)また、特長でもある広く長い玄関土間は、仕事帰りの私が芝を付けて入ってもいいように、裏からも入れるようにした結果です。通り土間はいろいろに使えそうなので楽しみです。それぞれ個室に居ても上下で離れていると感じない距離感もいいと思います。家じゅうどこにいても声が届くのは安心です。

それぞれ違う生活スタイルですが、お互いの存在をいい距離感でいい具合に感じられるのが私たち夫婦のベストです。

『大きな木製窓』、『木の家』ということを断念しなくて良かったです。手入れをしながら愛着を持って長く住んでいきます。

関連:大屋根、通り土間のある家/浜松市西区伊左地町

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