暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
正しさより、楽しさを追求する。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
まるたま製茶さんの、仕上げ工事が進んでいます。
床は、モルタル金鏝仕上げ。
まさに、職人技です。
すごく、きれいに仕上げてる。ずっと見てられる。なんでこんなにうまくできるのか。。。
しかし、この3日後、思ってみなかった出来事が起きました。
きれいに仕上がっているように見えますが、白い粉がところどころに付着している状況が見られました。
おそらく「白華現象」という現象です。
モルタル金鏝仕上げをした日の気温が、低すぎたのが影響していると、左官屋さんとの話の中で結論づけました。
モルタル金鏝仕上げをしたのは、日本に、大寒波が来た日。
ほんとうに、難しいですね。
モルタルは、生き物。配合や天気によって、仕上げりも変わってきます。
職人じゃないと仕上げられない仕上げ。
だからこそ、難しい。
今できる「最善の策」を施しました。
白い粉を金ブラシでこすりとり、シーラーを塗って、その上から補修モルタルでもう一度上塗りをかけました。これで、表層の白い粉は防げます。
「モルタル金鏝仕上げ」は、いりまさでは、標準的に使っている仕上げです。
シンプルで無機質な表情は、飽きがきません。
ただ、職人技の仕上げです。また、気温や湿度などの外的要因も関係してくるもの。
施工不良のリスクと隣合わせです。
次、施工するときの改善策は、
①モルタル金鏝仕上げをする時期は、寒い時期は避ける。(1月~2月)
②寒い時期に仕上げる場合は、気温をチェックして、比較的暖かい日時を選定する。
②どうしても寒い時期に仕上げる場合は、寒くならないようにヒーターを準備して、温めながら仕上げる。
大きな心で、補修を了解したいただいた「まるたまさん」には感謝しかありません。
ありがとうございます。
この失敗を糧に、全力で仕上げ工事を進めていきます。