暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
正しさより、楽しさを追求する。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
明日は、浜松文明堂さんの上棟です~
大工さんが、間柱をカットして、出番を今か今かと待っています。
何事も、段取りが大切ですね!
今工事を進めている「まるたま製茶」さんの庭と、隣の畑の境に、お茶の生垣が植えられています。
生垣は、家を守るために配置されたものでした。
家にあたる風を緩和するため、家の廻りを生垣で囲ったり、
砂が家の中に入るのを抑えるために、生垣で覆ったりしていました。
そう考えれば、生垣も建築の一部だったように思います。
近年になり、家自体がすごく丈夫にできるようになってきました。
家自体の強度があがったため、生垣なしでも、家がダメージ受けることが少なくなりました。
(ちなみに、雨戸が少なくなってきたのも、サッシの強度があがったためです。)
そのため、手入れを必要とする生垣は、姿を消しています。
生垣は、手入れをして風から身を守る大事なパーツだったのです。
少し前までの日本人は、自然と共生して暮らしていたのです。
大工さんに聞くと、「昔は、畑と畑の境に、お茶の木を植えて、そのお茶を自分の家で飲んでいたよ。」
と聞きました。
お茶は、背が低く剪定されているので、風よけにはなりませんが、砂よけには効果を発揮します。
砂よけをしながら、そこでお茶を栽培していく。
目から鱗です。
自然と共生しながら、住環境をよくしていくことは、令和の今でも重要だと感じます。
生垣の見方も、少し変わりましたか?手入れを要する厄介者ではありません。
アルミフェンスが主流ですが、生垣ももっと、フォーカスされるべき!
計画中の「aisuの町角」でも、隣との境は、アルミフェンスではなく「混植の生垣」を採用しようと思っています。
お茶の木の生垣も、魅力的ですね~。
→木部の塗装は、グレーがおすすめ。(*混植生垣について。以前、書いているブログ)
検討していきます!