入政建築式の上棟式と小宴会
建前の日と言えば、大工さんの人数を揃え、一気に棟を上げその日に上棟式を行う上棟の仕方があります。入政建築でも以前はそのようなやり方をしていましたが、現在は、上棟と上棟式は、別日に設定しています。
床の上で(安全に)ご家族やご親戚揃って上棟式と小宴会を行うスタイルをとっています。
上棟式は、新しい家へのお祝いと職人さんたちへのねぎらい、今後の工事の安全を祈願するものです。現在では儀式というよりは、施主さんが職人さんをもてなす会という意味で行われるのが世間一般的です。上棟式では、柱に塩やお神酒をまき、その後に人寄せをし小宴会がひらかれます。餅や硬貨をまく方もあります。
上棟の日の一連の流れについて決まりはありません。地域や、ご家族の慣習によって千差万別で良いと思っています。ご相談の上、入政建築ではなるべく施主さんの希望に沿う形でそれぞれの詳細を決めるようにしています。
なぜ、上棟と上棟式の日を分けるのか?
昔ながらの上棟と上棟式が同日も風情があって良いものですが、悪天候の場合に対処しにくいことや、一日中現場につきっきりになってしまう施主さんの負担を考えると心苦しく思うところがありました。現在の上棟と上棟式を分散する方式は、良い日に上棟式の日を設定しやすく、双方に良いことがあります。
昔は勾配のある屋根の上で棟梁と施主さんが上棟式を行う勇敢な(?)姿が見られましたが、屋根勾配の角度によってはたいへんだったという話を聞きます。屋根の上に斜めになってしまうんですよね(笑)現在では、上棟の仕方も様々に変わってきていて、2階で行われることが多いようです。
入政建築が行う上棟式の小宴会
一般的な上棟の日。施主さんは朝から緊張や心配や準備でなかなか楽しむというところまでは及ばない方が多いのではないでしょうか。そこで、少しでもその負担を減らし、楽しい思い出を残していただきたいという思いから、入政建築では5年ほど前から小宴会のホストを務めています。
オードブルに飲み物(アルコールはその時々)、スタッフが作った汁物(味噌汁やスープ)が付きます。上棟式、棟上げ工事に関わった人たちが集まり、これからの工事の安全を祈願し、お互いの協力で良い家をつくろうという「意思表示、お祝いの会」です。
ささやかな心づくしの宴会です。家事や子育てに忙しい奥さまもたまにはゆっくりしてください。
入政建築の小宴会の様子。
昨日、地元のお客様の上棟式迎えました。老若男女に人気がある平屋は、入政建築でも久しぶり!デッキを囲むようにコの字型の建物になります。完成が楽しみです。6月完成予定。
広報 すずき