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4代目の新野恵一（にいのけいいち）です。
本日は、Iさんの家（平屋）の構造のこだわりを書いていきます。
入政建築では、KS工法を採用しています。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
構造材には、国産JAS材を用います。
一本一本機械で、性能を確認しているので、弱い材料は、1本もありません。
Iさんの家も許容応力度計算で、耐震等級3を取得しています。（入政建築では、標準です。）
許容応力度計算は、建物の耐震性を評価する方法の一つであり、建物の耐震性を定量的に評価することができます。耐震等級3において、許容応力度計算を行うと済的な設計が可能となります。
物の耐震性を評価する上で、必要最低限の強度を求めることができます。これにより、無駄な強度を持たせない経済的な設計が可能となります。
Iさんの家でも、無駄な大きさの梁は一つもありません。
効率的かつ効果的な構造を目指しています。
1寸勾配の緩い屋根をかけています。
この勾配なりに梁をかける、登り梁を採用しています。
無駄がなく、合理的な工法です。
柱の下に、必要な部分に「ホールダウン金物」が仕組まれています。
ホールダウン金物は、木造建築物の地震や風などの自然災害に対する強度と安全性を確保するために使用される重要な部品です。ホールダウン金物は、壁や柱と基礎の接合部分に取り付けられ、建物の上部構造物と基礎を強く結合する役割を果たします。
地震や風などの自然災害に対して強固な建物を構築するためには、ホールダウン金物を適切に設置することが必要不可欠です。
上の写真は、Iさんの家で最大級に大きいホールダウン金物です。
耐力壁は、ダイライトＭＳという面材を使用しています。
「地震・台風・火災に強い」とわかりやすく表示されていますが、、、、
ダイライトのメリットを記載しておきます。
- 耐久性が高い：ダイライトは非常に強靭で耐久性が高く、湿気や腐食、虫害、火災にも耐えることができます。
- 軽量性がある：ダイライトは繊維を含むセメントでできているため、重量が軽く、施工や取り扱いが容易です。
- 防水性がある：ダイライトは防水性があり、湿気や水の影響を受けにくく、水周りの壁面や床面、浴室の壁面などに適しています。
- 断熱性がある：ダイライトは断熱性があり、外部からの熱や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度調節に役立ちます。
- 切削性が高い：ダイライトは切削性が高く、加工や設置が容易です。
耐力壁をすべて、ダイライトでまかなっているため、「筋交い」は使っていません。
命を守る大切なことですが、あまり関心が持てない部分でもあります。
だからこそ、つくり手は、構造にこだわります。
