洗濯物は自然乾燥、2階バルコニーがおすすめ
<良い洗濯物干し場の条件>
1.洗濯機が近い(同フロア) 2.干しやすい&取り込みやすい 3.乾きやすい 4.雨よけがある 5.景観を損ねない 6.浴室が近い(同フロア) 7.道路から離れている
限られたスペースの中、通りからの視線が気になる立地やお隣りとの兼ね合い等、地面での洗濯物干し場が使いにくい環境は往々にしてあると思います。それでも何十年と同じ場所へ干し続けている方も多いことでしょう。予想できる洗濯ストレスは、最初に取り除くように計画したいものです。
夏場の洗濯物干し場の熱さを回避するためのポールをご提案。洗いあがった洗濯物は、洗濯機近くの室内ポールにぶら下げた洗濯ピンチへ仮干しします。それをデッキの竿へ一気に運びます。これで夏場の洗濯物を干す際の日焼けも回避できます。ひと工夫で、朝からだらだらと汗をかかずに済みます(洗濯物干場が東や南にあることを前提)。
また、夜のうちに室内の物干しポールへ吊るしておき、朝になったら外へピンチごと出せば、朝の洗濯時間節約にもなります。2階では、1階よりも下着を気軽に干せますし、止む無く夜干しをする場合も気になりにくいかと思います。
2階での洗濯動線は、意外と楽で便利です。1階という概念を一度無くしてみてはいかがでしょうか。寝室やクローゼットが2階だとすれば仕分けして収納することを考えても楽ですよ。
近年では家事時短が言われるようになり、乾燥機を購入する方がずいぶん多くなりました。それでも外に干せる時には外干し、乾かない時ややむを得ない時だけ乾燥機を使用するという人もかなり。パリっとした乾きやお日さまのニオイが好きと言う若いママも。今後は電気代も気になるところです。外干し、中干し、乾燥機を上手く使いこなすのが理想ですね。乾燥機でふわりと乾くタオルは一度知るとやめられなくなるとききます。
浴室、洗面脱衣室を2階にするメリット!
水廻りは一般的に1階と考えますが、総2階で計画する場合で1階にLDKを広くしたい時には、浴室・洗面脱衣室を2階に計画する方法があります。浴室と洗濯の機能をフロアで分けることもできますが、浴室で脱いだものを2階のランドリーまで持っていく手間がひとつ増えることになります。必要最小限で暮らし心地を考えれば、総2階で浴室・洗濯機能を2階へ計画することを検討してみてはいかがでしょうか。
広報 すずき