暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
家を考えることが好きで、プランを繰り返し繰り返し、繰り返し繰り返し練り、
寝食忘れて、ひたすら考え、A3一枚にまとめる。
この訓練をひたすら積みました。今も積んでいます。
自分のつくった案が、いいのかどうか。どのように判断しているか。自己評価しているか。
本日は、その評価軸の一つをご紹介します。
それは、心地良いかどうか。
違う言い方をすれば、住環境が整っているのか。
心地良いって、抽象的なので、ちょっと掘り下げます。
心地良さって、人間にとって、なんなのか。
明るいこと。
風が通ること。
寒くなく暑くない。
緑が見える。
これって実は、外(自然)を内部に入れることを指していませんか?
明るいこと。→太陽の光
風が通ること。→風の通り道をつくる。
寒くなく暑くない。→冬は、太陽の熱を活用し、夏は、太陽の熱から身を守る。
緑が見える。→庭
わたしたちは、そのことを、「自然と共生する」って言っています。
わたしたち人間が自然から身を守るために得た建築技術や設備を、「自然と共生するため=心地よく暮らすため」に使っていく時代になっています。
自然と共生するための家づくりには、断熱気密の技術はかかせません。
寒い暑いを我慢して、キャンプのような暮らしが、自然と共生する暮らしだとは思っていません。
自然のいい部分を取り入れ、自然の厳しさからは守ってくれる。
そんなプランを目指して、日々考え続けています。