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4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
本日は、OBさんのお宅に行きました。
2階のバルコニーの木塀を塗装したほうがよいか?とのご相談。
いつもの、グレーの塗装なので、経年変化していてもわかりにくいです。
下から見る限り、まだまだいけそうな気がします。
2階にいって確認しましたが、笠木部分の一部が塗料の剝れありましたが、問題のない範囲でした。
しかし、3年~4年の時期に塗装を施すと理想的。
何も塗装しないものに比べて、外部の木部を長くもたせることができます。
再塗装の見積りをお出しする運びとなりました。
しかし、驚きました。
経年劣化で木が傷んでいる場所がありませんでした。
このバルコニーの作り方は、理想的な作り方。
通常バルコニーを作成する場合、FRP防水が一般的です。
しかし!
長持ちはしますが、雨漏りのリスクと隣合わせです。
この方法は、防水を施していません。
鉄の受け材に、木を打って終わり。のシンプルな構造。
雨漏りのリスクを最小限に抑えてくれます。
2Fのバルコニーなので、水切れもよく、屋根もかかっているため、普段の雨ではデッキは濡れません。
一般的には、こういう木塀際から傷んでくるのですが、水切れを考えて施工されているので、全く傷んでいません。
バルコニーを支える金物は、鉄を溶融亜鉛メッキ処理した金物。
外部でも安心して使えます。
2階なので、風が常にあたり、雨に当たってもすぐ乾いちゃいます。
木にとって、水切れってほんとに大事ですね。
いくら、塗装を施しても、乾燥させないかぎり、木材は劣化していきます。
塗装以外でできることを最大限やることで、塗装にたよらない長持ちするバルコニーをつくることができます。