地元浜松へ転居し、東京の仕事をフルリモートで続けるために築20年中古マンションを購入。仕事とプライベート空間を分けて暮らしたい。40代女性、1100万の木のマンションリノベーション。
リフォーム内容≫ 和室壁撤去、無垢床張替え+タイル、押入れ造り替え、クローゼット造り替え、クロス貼替、キッチン入替え、キッチン背面棚撤去、玄関収納建具取替、洗面台入替え、洗面棚造り替え、照明取替え、建具造作
予算削減ポイント≫ 天井は既存のまま、触わりません・・・
マンションの天井裏には照明器具の電気配線や照明器具を取り付けるスペースがあります。今回はその空間に手を付けず、天井ボードに表面的なクロスの貼換えのみを行っています。新しい照明には主にダクトレールを利用。ダクトレールにスポットライトを付けると、好きな場所・方向に灯りの移動ができます(スポットライトは後で追加もできます)。
南面LDをプライベート空間に。壁をぶち抜く開放的なプラン!
マンション間取りの定番、南面の和室を撤去してLDKを大空間にしました。間取りはLDK+仕事部屋+寝室。間取り変更はLDKのみ。
こちらは、施工前。南面の和室からキッチンを見たところです。南面にLDKと和室というのは典型的なマンションの間取りです。このような小刻みな間取りを大空間にするのは、一軒家のリフォームでも多い事例です。
和室の押入れはフローリング(LDK)になるため折れ戸のクローゼットに変更します。
床は自然素材を肌で感じるところ。赤松無垢フローリング(節無し)
マンション特有の合板の遮音フローリング(踏むとふにゃっ?とする床)は、一番にリフォームしたい要因ではないでしょうか。遮音性は優れているものの感触がなんとも?それに化学物質が使われていることも心配なところ。マンション特有のベニヤ表面に木目プリントが貼ってあるだけのふにゃっとする床は、表面が傷つくとすぐに汚くなってしまう材料です。
リノベ後の床材は無垢赤松です(豆知識:太い木だと節なし。細い木だと節は多くなります。節ありが一般的です)マンション床は、防音規定をクリアする特殊な施工をします。
無垢床の特長は梅雨時期から夏場、裸足で歩いてもサラッとした感触であること。冬でも「冷やり」としないこと。表面には染み込むタイプの自然塗料を塗布してお引き渡ししますので、多少の水気はさっと拭き取れば大丈夫。床暖房が付いているマンションも多いですが、光熱費を考えて使用しない方が多いそう。とすると、無垢床の方が随分暮らしやすくなります。経年変化して良くなっていくのが自然素材の床。色味の変化や多少の暮らしのキズは味が出たと思っていただきたいところです。因みに、万が一ひどい傷をつけてしまったりひどい汚れが付着してしまったら、床面を削ってきれいな面を出すこともできます(メンテナンスというより補修になりますが)。
建具(ドア・引き戸)、ドア枠、窓枠もすべて自然素材で造り直して素材感が統一されますので、以前とは室内の空気感が一変します。今はまぶしいほど白い木色ですが、経年変化でだんだんと落ち着いた色調になっていきます(樹種によって変化の様は異なります)。
ラーチ合板で書斎の壁にアクセントを!
癒し効果があるといわれる木目を北側書斎の一部に採用しました。こちらのラーチ合板は、どこへでもビスや釘が打てるので気軽に棚等も造れます。壁の内側の状況を気にしなくてよいから楽ちんなDIY向けの壁です。書斎床はキャスター付きの椅子をごろごろ使っても大丈夫。傷が付きにくい硬いナラ材にしました。
玄関収納の建具だけリニューアル!
白い鏡面素材からシナ合板へと建具の質感(素材)を変えました。収納の中は既存のままにしています。玄関で広い面積を占めるのが玄関建具。これを自然素材に交換すると、玄関へ入った時の印象が大きく変わります。
クローゼットの造り直し。
寝室クローゼットの収納量を増やしました。ドアの開閉スペースだったところも収納に含め、壁一面を収納にしました。干渉するドア位置を手前へずらし、ドアは開閉スペース不要の引き戸に変更しました。クローゼットの中の棚も希望通りに造作しました。
–マンション探しから1年以内で入居。施工期間は4~5か月–
市街からそう遠くない町のマンションです。将来的にも自家用車を持たずに暮らしていくことができます。マンションリノベーションは、戸建てに比べて住まい探しが短期期間で入居可能となります。立地・防犯・メンテンナンス等の面から、「中古マンション」を選び、『自分流にリノベーション』する方が増えています。入政建築の木のマンションリノベーション費用は、1100万~1500万くらい。まるで戸建てのような木の家にできます。新築マンション購入では叶わない、自然素材のマンションになります。
木のリノベーションをお考えの方へ≫中古マンション購入を検討される場合は(できれば事前に)ご相談ください(入政建築問合せ:0120-307-103)。
木のマンションリノベーション施工例≫