暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
Iさんの家のリノベーション工事が進んでいます。
床の下地が終りました。
次は、2.1M程度だった天井を、高ーくする工事をしています。
部屋内に、足場が!!!
この足場の上は、、、
くねくねした立派な梁が!
その間を縫うように天井が張られています。
リフォームは、壊しながら考えることも多いのも事実です。
今回も、最初の案では、このくねくねした梁の下で天井を貼る計画でしたが、
解体すると、立派な梁にほれ込み、天井を高くしよう!梁を出そう!という結論に至りました。
現場で悩む基準は、「お客さま」「つくる人」どちらも利益になるか?
「お客さま」の利益は、大きいけど、「つくる人」の利益が下がる→×
「つくる人」の利益は、大きいけど、「お客さま」の利益が下がる→×
「お客さま」「つくる人」どちらも利益を得られる案がでるまで悩みます。
この天井を貼る位置も大工さんと悩みました。
大工さんのつくりやすさと、見た目の印象。(「お客さまの利益→下から見て美しい。」「つくる人の利益→つくりやすい。)
はっきり言って、お客さまにとってはどうでもいいこと。(お金は変わらないことだから。)
しかし!この積み重ねが、空間になっていくんですよね。
現場監督は、センスだ!って昔よく言われていましたが、こういうことかなぁ。(現場監督から、この業界に入った)
センスなんてないわ!!!!って叫びたくなった想い出がよみがえります。
今はっきりいえる。現場監督いや、建築に関わるものすべての人にセンスが必要だw
がんばって、センスをみがいていこう。