築年数が経ってくると、リフォームと建替えのどちらを選択すべきか?と悩む方も少なくありません。そのきっかけとなるのが、家族構成等状況の変化による暮らしにくさ。そこで大きな問題となるのが費用面です。ご相談は、「できればリフォームで」という方が多いのが実情です。
入政建築では、「築年数」「費用」「工期」の3つの点から建築士が総合的なアドバイスを行っています。「リフォーム」と「建替え」どちらにも対応していますので、双方から的確なアドバイスができます。
まずは「現地調査」を。悩むのはその後
「リフォームできる家」「建替えた方がいい家」その違いはどこにあると思いますか?
このような言い方をすると驚くかもしれませんが、ふつう日本の家は、建築基準法により30年もてばいい程度に造られています。基礎・躯体が25~30年ぐらいの間は「もつ」ということを目安に施工されているのだそうです。つまり、その年数を超える建物については、リフォーム問題以前に建物として限界点が近づいている可能性があります(神社や仏閣は別の話)。ローンが終わったと思ったらこれですからね、家は高い買い物ですよね。実はこの建物の「もつ程度」というのは、その当時の建築会社の選定材料と建築の腕に大きく左右されるところがあり、一概に築年数だけでは判断できないと言われています(現場見学会の大切さがここで生きてきます。施工方法については、その時代のベストだったりしますので仕方ないところですが、大工の腕の差は、何年後かのリフォーム時に付けが回ってくるかもしれません。新築を依頼する会社は、少なくともリフォームを依頼する頃にも会社が存在しているところを選ぶのが前提です)。
築年数を重ねた家をリフォームする場合には、入政建築でもこの点(リフォーム可能か?)をしっかりと調査・確認しています。築年数が経っている場合でも、構造に大きな問題が無ければ大丈夫です(リフォーム可能です)。ご家族の諸事情等あることと思いますが、まずは「現地調査」から。今の家がリフォーム可能だということを確認してから、ご検討いただくのが正しい順になります。
入政建築では現地調査、リフォーム1st.プランまで無料で行います。お気軽にご相談ください(0120-307-103) 住まいの無料相談会ご予約はこちらから
リフォーム後、何年住みたい?
現地確認がクリアできたら、次は「この家にあと何年住みたいか?」ということを考えてみましょう。誰も先のことは分かりませんが、それでも当面のことは予想がつくでしょう。例えば、実家のリフォ―ムと建替えを検討しているとしたら、親御さん世代が介護を受けるためにこの先10~20年もてばいいのか?それとも、更に自分たち世代がそこへ住み介護を受けるようになる数十年先までその家が必要なのか?こいういったところが、リフォームするか、解体して新築するかの分かれ道となります。
リフォームと建替えを比較するには、「この家はあと何年もつかな?」という事実調査と、「今後何年住み続けたいのか?」という将来の計画が2大ポイントとなります。一方、新築とすれば、次世代に継承できる住まいを、新しい価値観と長い視点で考えることができますね(まさに分かれ道、人生は選択の連続です)。
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下記の表は、費用問題等総合的に判断する際の参考にしてください。建物に特に思い入れが無く、老朽化や耐震性に問題がある場合には、費用対効果から建替えの方をおすすめします。
リノベーションとリフォームの違い。あなたはどちら?
お客様にしてみればどちらも工事ですが、厳密に言えば違いがあります。リノベーションでは、ずばり、間取り変更ができて暮らしの快適性がぐんと上がります。例えば、昔ながらの家は間取りが細かく仕切られて和室ばかりだったり、廊下が寒かったりと暮らし心地に様々な問題を抱えているはずです。太陽は燦燦と輝いているのに、家の中では電気をつけているのがふつうなんて話もあります。そのような家を、大きさを変更せずに廊下を減らしたり、個室同士を繋げたり、リビングを明るい場所に移動して開放的な空間にしたりできます。賃貸のように、今ある空間に人が合わせて住必要はなく、住む人に合わせて使い勝手良く暮らしの快適性を向上させることができます。リノベーションは、新築当時よりも、更に家の性能・価値が付加されるため、リフォームよりも工事の規模は大きくなります。費用もそれなりに掛かりますが、いわゆるかゆいところに手が届く満足度の高いものになります。リノベーションは、入政建築が最も得意とするところです。
一方のリフォームは、新築時のように設備(キッチン・浴室・洗面台)や壁紙等を新しくすることをいいます。新しくなっても、新築時以上の性能・価値が付加しない原状復帰です。間取り、構造に関わらない表面だけの工事ですので、日数も短くお手軽です。築後15年~20年くらいに多い工事です。
リフォームにしても建替えにしても、住まいづくりは家族構成やそれぞれの置かれた状況によって千差万別。まずは自分たちの住まいの目的を明確にしましょう。様々な問題はあると思いますが、自分たちは今後どういうふうに暮らしたいのか?ということが一番大事なところ。その上で優先順位を決め、信頼できる建築士に相談しながらすすめるのが万全です。
広報 すずき