最初に検討するにもまず予算感を知りたい。大きなリノベーションだとすればもっともな話。しかし、工務店側からすると、いくらなら出せますか?と聞き返したいところです。
因みに、最初のざっくり予算を知りたい際は、〇築年数〇間取り図〇施工範囲〇こだわりポイント(あれば)をお伝えください。なんとかおおよそでお応えできそうです。
みなさん、ざっくりといくらかかる?が取り合えず知りたいのだと思いますが、慌てないでくださいね。材料が揃わないとおおよそでも答えようがありませんので。ある程度根拠のある金額を知りたい場合は、やはり現地調査後となります。それでも本当には、壁・床・天井をはがしてみないと傷み具合いは分からないんです。
予算は、〇〇〇万くらいで。の落とし穴
ありがちなのが、現実的にかけられる金額よりも、まず少なめに言われてしまうこと。お客様からすると高くなることを見越して少なめに言っておこうという自己防衛かと思います。しかし、それですと・・・こちらもその金額に合わせたプランしか提示しません。これはつまり、お客様自身がもっと良いプランに触れる機会をおのずと逃していることになります。
例えばそれが設備だとすると、こんな感じです。入政建築では概算プランで予算に合わせた設備を1~2つご提案します。お客様自身がショールームに行く機会もなければ、ハイグレードな設備があることすら知る由もありません。ここで私たちが1~2つしかご案内しないということについてですが、けして怠けているわけではありません。全体ご予算に合わせ、たくさんの中から労力を使って絞り込んでご提案しています。お客様が分厚い製品カタログの中から適する一つを選択するのは大変なこと。しかも、選んだそれが本当に正解なのかどうかも?です。初めから相当する1~2つ、或いは2~3つの中から選ぶ方が楽ではありませんか?よくある、直接頼んだら安いのに工務店を通すと高くなる理由は、このような手間経費がのっていることも一因です。
また、設備にこだわりたいという希望があれば、最初からショールームへお連れします。ショールームでキッチンや洗面、浴室などの設備を見るのは楽しいものですが、目移りするため予算を超えてくるのがふつうです。
プランにメリハリをつけると完成満足度が上がる!
入政建築がお客様にリノベーションをご提案する際のひとつとして、こだわる部分とそうでない(妥協できる)部分とのメリハリをつけましょうということがあります。高額になってもいいところと、代替品でも構わない(例え)ようなところを正確にお伝えいただくということです。リノベーションは予算ありき。こうすると、限られた予算の中でもお客様にとって比較的満足度の高いリノベーションになります。まんべんなくよりも、ポイントで満足度の高い空間にしようということです。
「リノベーションすると我が家はいくらくらいかしら?」という話でしたが、お客様の現実的なご予算と見積り(プラン)は別だという話をひとつ。大きなリノベーションの金額的なところをよく知りたい場合は、2つプランを出してもらうと分かりやすいですよ(ひとつもふたつも無料)。例えば、700万と1000万、1000万と1300万など。差額300万でどのくらい違うことができるかを見ることができ、参考になると思います。もし、300万高い方でいいなと思うところがあれば、メリハリで検討することができるかもしれません。予算より少し上の世界をのぞいてみましょう!
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