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4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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新築住宅の内部のプランニングをするとき、一番最初に決めるのは、階段の位置です。
階段の位置が決まると、空間が決まります。
空間が決まれば、場所や、居室を決めていきます。
階段の位置は、重要です。
いりまさの家は、1階と2階がワンルームでつながる家がほとんどです。
階段を後回しにすると、ワンルームでつながる魅力的な空間にはなりません。
いりまさ流の階段位置のポイントは2つ。
1つめは、入口に近い位置にあること。
2階に居室があるときに、リビングダイニングの奥に、階段があるのはおススメしていません。
誰の顔も見ずに2階に上がれる位置に階段をかけます。
「一人で泣きたいときもあるよ。」っていう秋山先生のアドバイスが忘れられません。
入るとすぐに階段があります。
2つめは、1階と2階が分離する位置に階段を設けないこと。
階段室と、リビングダイニングが別れていると、1階と2階が完全に分離してしまいます。
ハウスメーカーさんの家では、よくある階段の配置方法です。
階段は、2階にあがるだけでなく、1階と2階をつなぐ場所。
階段自体も居場所になれるのが、本来の階段の位置だと考えています。
階段の在り方で、家の在り方が変わります。
2階建て以上の家を建てるなら、1階と2階を融合した平面と断面を組み合わせて考えると、空間の広がりが増します。(平面図だけでは、伝わりずらい・・・)コンパクトな家であれば、なおさらです。
こういうU字階段は、平面図でみると、上下のつながりを感じずらいです・・・。が実際は、上下とのつながりを大切にした作り方を意識しています。
階段自体も居場所の一つになるように、計画をしていきましょう。