温熱性能の違いは、室内の温度を比較しない限りわかりません。
どの建物であっても、住めば都。
実際に住み比べることは、できません。
今回は、自宅のSukura-3の断熱性能(G1レベル・断熱等級5)と、これから目指す断熱レベル(G2レベル・断熱等級6)の違いを、室温のシミュレーションで分かりやすく示してみました。
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4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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私の家(Sukura-3)の断熱性能(G1レベル・断熱等級5)で、自然室温を見える化してみました。
浜松の一番寒い日でシミュレーションを行っています。
これから、私たちの目指す断熱性能(G2レベル・断熱等級6)↓
室温表面温度とも、3°程度上がっているのがわかります。
いや、アニメーションがはやすぎて、わからんて。
局地的に観測してみます。
一番冷え込む7時を、比較。
今のSukura-3の断熱性能だと、1階室温が、9.7度になります。
これから目指す断熱性能(G2レベル・断熱等級6)は、同じ時間で、室温が14度。4.3度の違いが。
建物全体の色が、明らかに違います。
WHO(世界保健機関)の基準では、冬の室温は18°C以上が健康を維持するための最低ラインとされています。
一年で一番寒い日に、無暖房で過ごすことはありません。
そこで、エアコンで暖房した場合の室温を比べてみましょう。
現在のSukura-3
これからの断熱性能↓
色の違いは明らかですが、アニメーションがはやすぎて・・・・。
「暖房あり」でいえば、Sukura-3の断熱性能でも、18度以上の室温を確保するのは難しくなさそうです。
ただ、これからの断熱性能のほうが、ベースの室温が高いため、暖房のエネルギーを減らすことができます。
Sukura-3は、ワンルーム型の家。その作り方もあいまって、室内の温度ムラも少なく、どこにいても快適な環境をつくることができそうです。
【まとめ】
Sukura-3の断熱レベル(G1レベル・断熱等級5)でも、暖房を入れれば健康的で、快適な環境は得られます。(実際住んでいて「寒い」と思ったことはありません。びおソーラーや、薪ストーブ、エアコンも併用しています。それなりに、エネルギーはかかってるのかな?)
これからの断熱性能(G2レベル・断熱等級6)のほうが、ベースの室温をあげることができれば、より少ないエネルギーで健康的な環境がつくりやすい。
室温で示すと、G1とG2のレベルの差がわかりやすいですね。
本日比べたのは、<G1・断熱等級5><G2・断熱等級6>。
実は、もう一つ上の基準があるのです。<G3・断熱等級7>この基準が国内最高レベルの断熱レベルということになります。
いりまさでは、<G2・断熱等級>>を標準にしていくことを決めました。
では、なぜG3を標準としないのか。次回は、そのあたりを深堀していきます。