aisuの町角A区画の工事も、中盤に入ってきました。
2階の東側の大きなFIX窓からの景色は、最高です。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)
本日は、空間をどのように構成するか、の話。
スケルトンインフィルという言葉があります。
構造と、内部は分離させて考えることを指します。
日本の在来工法は、スケルトンと内部が一体化した工法でした。
柱と、梁がそのまま間仕切りになっていています。(真壁)
構造と内部が一体化するイメージ。
日本の昔の家は、真壁を基本としました。
構造の優先度が高く、暮らしの要望には一切答えなかったようにも見えますが、自由度が高く住み手によって様々な使い方ができるものでした。(田の字プランといわれるもの)
水場も、土間に集約しています。使い勝手というよりも、つくりやすさが優先されています。
今は、時代が変わり、生活スタイルも千差万別。
水廻りも、家の内部に持ち込むことができ、プランが自由になりました。
一人一人にあわせたジブンらしい住まいが基本。
構造とプランが切り離されていき、大壁が主流になっています。
(*白い壁と、白い天井で囲まれた空間が多い。)
真壁と大壁をChatGPT解説してもらいましょう。
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1. 大壁(おおかべ)とは
大壁は柱を壁で覆う工法のことを指します。柱が外から見えないため、スッキリとした壁面を作りやすく、現代の住宅やオフィスでよく用いられます。大壁の特徴は次の通りです。
- 見た目:壁がフラットで、柱が隠れているため、モダンでスッキリとした印象。
- 断熱・防音性:柱の周りを壁材で覆うため、断熱性や防音性が高まりやすい。
- メンテナンス性:壁面がフラットなため、清掃がしやすく、壁紙なども貼りやすい。
- 使用場面:マンションやモダン住宅など、スタイリッシュなデザインを重視する場合に多く採用される。
2. 真壁(しんかべ)とは
真壁は、柱を壁の表面に見せる工法です。日本の伝統的な建築様式で、和室や古民家などで多く見られます。真壁の特徴には以下の点が挙げられます。
- 見た目:柱が露出しているため、木の質感や和風の風合いが楽しめる。
- 耐久性:木材が直接見えるため、柱の状態を確認しやすく、定期的なメンテナンスや補修がしやすい。
- 使用場面:和室や古民家などの和風建築、または日本の伝統的なデザインを生かした住宅で好まれる。
- 風通しの良さ:一部の真壁工法では、通気性を確保しやすいという特徴も。
3. 大壁と真壁の比較
それぞれの工法には、以下のような違いがあります。
特徴 大壁 真壁 柱の見え方 隠れている 見える 見た目 モダン・スタイリッシュ 和風・伝統的 断熱性 比較的高い 若干劣る場合も メンテナンス 壁紙の貼り替えが簡単 柱や木材のメンテがしやすい 採用場面 現代住宅やオフィス 和風住宅や古民家 4. どちらを選ぶべきか?
- 現代的なスタイルを重視する場合は、大壁が適しています。デザインに統一感が生まれやすく、快適な生活空間を提供しやすいです。
- 和風建築や伝統的な趣を求める場合には、真壁がおすすめです。木のぬくもりや日本家屋ならではの風情を楽しむことができます。
このように、大壁と真壁の違いを理解することで、住宅のデザインや機能性を向上させる選択ができるようになります。
ChatGPT 無料版より
日本らしいのが、真壁。
シンプルなのが、大壁。
って感じでしょうか。
どちらも魅力があので、どちらが良いとは言えません。
いりまさで多いのは、
外壁に面する部分は、断熱材を充填する関係で、大壁にします。
内部の柱や、梁はできるだけ表しにすることが多いです。(真壁の考え方)
大壁と真壁を融合させ、シンプルでスッキリ暮らせる日本らしい住宅のつくり方を目指しています。
外部を大壁、内部を真壁にした施工例です。
構造と、内部のプランが連動していく空間は、魅力を感じます。
天井は、電気を通すための配線スペースとして活用します。
内部は、構造をそのまま見せています。(外壁側は、柱に構造用合板を仕上げで用いています。→大壁)
2階リビングは、屋根の構造を、そのまま見せることで広がりのある空間にすることができます。
こちらのお宅は、梁だけ見せていますが、あとは白く仕上げています。
床が木(杉)なので、壁と天井が白でおおわれても違和感はありません。
天井に、木(カラマツ)を張っても魅力的です。梁を見せることでアクセントにもなります。
わたしの家も、こんな感じ。
外壁側は、大壁で白く仕上げ、内部の構造は、極力見えるように計画しています。
みなさんは、どんな空間に魅力を感じますか?
大壁と真壁を融合させ、木造軸組み工法の魅力を最大限生かせる心地よい空間をつくっていきます。