新築住宅のプランと概算金額を提出する際に、
基本工事○○〇〇万円(入政標準仕様)
と記載して提出します。
実は、、、、標準仕様が存在します。
HPで謳っていないので、こちらのブログで書いておこうと思います。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)
注文住宅の場合、仕様は自由に決めることができます。
が、
材料や、仕上げの金額の目安がわかならいと、概算金額も出ません。
なので、「標準仕様」を決めて、概算金額の目安を出しやすくしています。
【屋根】
ガルバリウム鋼板(立平葺き)
緩勾配の屋根でも対応可能な素材と葺き方なので、標準採用しています。
重さも軽いので、地震に有利な素材。
【軒天】→屋根の張り出した部分の裏側に取り付けられる天井材
AEP塗装 ケイカル板下地
垂木を表さず、ケイカル板で隠して白く塗装しています。
屋根が出ているだけでも、常時の雨から外壁を守ることができます。
さらに、垂木の下にケイカル板をはることで、台風時の風雨の吹込みによる雨漏りのリスクを減らすことができます。
【破風・鼻隠し】
→破風(はふ)とは、屋根の端の斜め部分(切妻屋根の三角形の側面など)に取り付けられる板。
→鼻隠し(はなかくし)とは、軒先(屋根の水平部分)の端に取り付けられる板。
杉板 グレー塗装
破風・鼻隠しは、一般的には、ガルバリウム鋼板で巻いてしまうことがほとんど。
ガルバリウム鋼板で巻いてしまうと、木の家であることが外からわかりづらくなっていまい、
寂しい外観になります。
いりまさの建物は、軒が大きく出ているので、破風板鼻隠しは、結構目立つ存在。
経年変化で、色が変色しても、そんなに目立たないグレーで塗装することで、
味のある外観をつくることができます。
【樋】→屋根に落ちた雨水を処理する部材。
スタンダード半丸105を採用しています。
一般的には、塩ビでできた樋が多いですが、ガルバリウムの樋を標準採用しています。
見た目もシンプルでいながら凛としています。さらに耐久性も塩ビの樋よりも高いので、おススメしてます。
【外壁】
1F→オリジナル左官仕上げ 2F→ガルバリウム鋼板小波板張り のツートン。
オリジナル左官仕上げ
オリジナル左官仕上げは、漆喰が主原料で、色を入れていません。
北側で、乾燥しづらい部分は、黒く変色してきますが、性能的には問題ありません。
黒い部分も、費用はかかりますが、清掃が可能です。
1階部分だけ使用しているので、清掃も容易。
ガルバリウム小波板張り
ガルバリウム鋼板の小波板張りは、ガルバリウム鋼板でありながら、優しく見えるのが特徴。
再塗装が必要にはなりますが、重量が軽いので、地震に対しても有利に働きます。
ツートンの施工例ですが、、
白いガルバリウムに、白いオリジナル左官仕上げなので、違いがよくわかりにくいですが、、、、
近くで見ると、材料の違いがメリハリを与えています。
【床】
アカマツ(節無し)・カラマツ(節あり)・杉(節あり)
針葉樹が標準です。
アカマツ(節なし)
カラマツ(節あり)
杉(節あり)
針葉樹は、柔らかいため、足ざわりがGOOD!と共に傷がつきやすいタイプの床板です。
柔らかい足ざわりが好みの方には、おススメ!
経年変化と共に、味わいが増す床材です。
(若干金額はあがりますが、傷・経年変化・汚れが気になる方は、広葉樹の選択もできます。)
【内壁】
AEP塗装 ルナファーザー下地
紙クロスのルナファーザーを張って、その上にAEP塗装をしています。
紙クロスは、通気性や、透湿性に優れます。
ビニルクロスよりも圧倒的に、居心地がいい仕上げ。
AEP塗装をすれば、水にも強くなるので、どのシーンで使っても問題ありません。
【断熱仕様】
断熱等級6を目指します。
屋根(外断熱+内断熱)→ネオマフォーム60mm(垂木間)+ネオマフォーム100mm(登り梁間)
外壁(内断熱)→アクリアネクストα 105mm
基礎断熱(内断熱)→スタイロフォーム50mm
(2024年11月20日現在の仕様です。断熱仕様は、断熱材・建材の進化によって、日々変化していきます。)
【構造材&加工】
JAS集成材・金物工法
JASというお墨付きの集成材の構造材を用いています。
構造は、一番大切に思っている部分。
1本1本の材料が、構造的に担保されてる材料でやりたい。
そんな想いから、JAS集成材・金物工法を標準にしています。
(*金額は若干あがりますが、【JAS国産無垢材・金物工法】【天竜材・在来工法】も、ご希望で選択できます。)
【サッシ・開口部】
LDKに1か所は、この木製サッシを標準仕様の中に入れています。
木のサッシの大開口は、見た目は、もちろん、性能も高性能です。
その他の小窓は、リクシルのサーモスⅡH/L
外部がアルミで、内部が樹脂の複合サッシ。
樹脂窓より、耐久性や耐候性があるため、標準採用しています。
参照ブログ→入政建築の窓を知ろう。
【その他・性能】
びおソーラーが搭載。
太陽熱を室内に取り入れることで、北側の部屋と、南側の部屋の温度差が少なくなります。
いりまさの家では、欠かせない部材と言っても過言でありません。
参考ブログ→びおソーラーを、体感しよう。いりまさ・冬の暮らし展
長期優良住宅。
家の価値を評価する国の制度を利用しています。税制優遇が受けられたり、適切にメンテナンスをしていけば、家の価値が落ちづらい家をつくることができます。
家は、消費するものではなく資産としてもつことができれば、家のつくり方もかわると思うんだけどなぁ。
そのあたりは、またブログでかきます。
耐震等級3。
地震に対する備えは、必須。
どんなかっこいい家でも安心に暮らせない家には住みたくないです。
今の日本の最高レベルの耐震性を確保することは、建築物の基本だと考えています。
以上が、概算金額を算出するための入政建築の標準仕様になります。
あくまでも概算算定に必要だから、標準仕様を決めているまで。
なんですが、ここの標準仕様は、今までの歴史が積みかななって選定している、素材や仕上げ、性能です。
いりまさのこだわりが、この標準仕様につまっているといっても過言ではありません。
注文住宅の場合、お好きな素材で作ることも可能です。
例えば、、
床板は、広葉樹がいい。
壁は、漆喰でぬりたい。など、、、、、、
仕上げのこだわりポイントは、是非実現していってもらいたいです。
といっても、すべてのポイントはこだわりきれない方が多いはず。。
こだわりのない部分を、いりまさのこだわり(標準仕様)で補っていく。
ジブンのこだわり×いりまさのこだわり(標準仕様)の家ができたら、最高ですね♡
2024年11月20日現在の、標準仕様になっています。
材料は、日々進化しています。
使う人、つくる人、社会にとって、良いものは積極的に標準に取り入れていきます。