ついついぎっしりと詰め込んでしまう洗面所の棚。狭い洗面所で使う物ってけっこうあるので仕方ない。だってうちの洗面所は1坪だから。こういう人がほとんどでしょう。詰め込めた!という充実感は得られますが、洗面所に他人を入れるケースが多い最近、ちょっと大丈夫かなぁと気になります。
洗面所にオープン棚をよく計画させていただくのですが、まだみなさん実用的に便利だから置けるだけ置くという感じが多いかなと思います。そこを魅せる棚として少し意識してみると、洗面所に余裕が生まれます(隠す収納もある前提で言っていますよ)自分や家族が気持ちがよく、来客の際に使ってもらうのにためらわない洗面所にしませんか?ひと工夫、ひと気遣いをしてみましょう!
ポイント1 スペースに余裕があるように見せる
見えるところは余裕を持たせること。タオル10枚はいけそうでも、7枚にして余白を残しておくこと。ぎゅうぎゅうは美しくありません。タオル1枚を取り出すのに片手でサッと済むくらいに。
ポイント2 色数を抑える
既にある色のついた物は見えないように収納します(ドライヤー、歯ブラシなど。次回買い替える際に注意します)。見える物は色の数を極力抑えます。特に大きな物の色は影響しやすいので気を付けましょう。これだけでも全体がすっきりします。壁は白が多いと思うので、簡単な白をベースにして1色2色までにとどめたいところです。
ポイント3 タオルのたたみ方
洗面所のオープン棚にはタオルがあることが多いでしょう。タオルは折り目を手前に、揃えて重ねます。くるっと丸めてカゴにまとめてもおしゃれです。色に気を付けて、古いタオルは見切りをつけてください。お手本は、ホテルのバスルームです。
ポイント4 カゴやボックスをうまく利用する
洗面所では小さな見せたくない物がたくさんあります。隠してしまえるカゴやボックスなども色や素材を厳選してすっきりとさせましょう。多少の不ぞろいがあっても籐や木などの自然素材はやさしい感じで見た感じと収まりがよいのでおすすめです。
ポイント5 よく使う消耗品は取り出しやすく、美しく
ハンドソープや洗濯洗剤などを詰め替えて透明容器に入れるとおしゃれに。ひと手間がなかなか面倒なのですが、やる気になれば100均の物でかなり間に合います。洗濯洗剤だけでも数種類あるとカラフルですよね。かなり見た目が変わります。毎日使うコットンや綿棒なども、ぜひかわいい瓶に入れて、手の届く場所に置きたいものです。
ポイント6 余裕が無くても余裕を作り出すこと
アロマキャンドルやグリーンを置くなど、居室のようにインテリアを意識してみましょう。狭い空間にこそゆとりを。その空間使いが気持ちのゆとりにつながるものです。
ポイント7 清潔に保つ
最重要ポイントは掃除力。これがおろそかになると全てが台無しです(笑)
ポイントの中には、リビングやキッチンでも共通して言えることがありました。特に色数をしぼるとゴチャつき感が減って、パッと見た目がすっきり。ぎゅうぎゅうにしないで余白を美しく見せること。カゴごとに分類すれば、取り出しやすく掃除もしやすくなります。ダブっている物、不要な物を整理して整頓すると収納する物事態が減ってすっきりとします。そして最後にディスプレイです(順を踏んでこそのディスプレイ効果です)。
現状でできる心掛け。まず必要なのは労力・・・・かな。
広報 すずき