街中ビルの3階にあるご自宅のリフォームです。通りに面した大きな開口部からは、夏の熱さ、冬の寒さがダイレクトに入ってきていました。こちらの窓辺の断熱化と、床と壁紙のリフォーを行いました。
リフォーム内容≫無垢床貼り変え、壁紙貼り換え、障子
明るいのは良いのですが、窓からの熱と寒さ対策として、ロールスクリーンとカーテンを2重にしていました。
合板フローリングから無垢の床へ
無垢床に貼り替えて、新しく窓際の柱と窓の隙間に収納棚を増設します。
リフォーム後、インナーサッシの役目をする障子は日除けに役立ちます。
窓と障子の間には空間層が出来るため、インナーサッシのような効果が生じます。熱や音も遮断してくれます。障子は、以前のブラインドやカーテンのように隙間ができないためその効果のほどが期待できます。また、昼間の日除けとしての使用中でも、室内が暗くなりすぎることがありません。
リビングに障子を取り入れてみる。太鼓貼り障子なら洋風にも合います
「太鼓貼り」は、組子の両面に障子紙を張ります。組子を障子紙で隠すため、障子の桟の影がうっすらと浮かび上がります。光が差し込むと、部屋全体を均等に明るくなります。また、両面の組子に障子紙を貼るため、間に1㎝くらいのペアガラスのような空気層ができるため断熱効果が期待できます。障子の桟にホコリがたまることもありません。
洋のリビングに障子という「和」を添えると、一気に空間は和モダン風になります。障子紙を透過してくるやさしい光は、ブラインドやカーテンとはあきらかに違う、上品な雰囲気を室内に与えてくれます。木と紙でできているため、自然素材を好む方のリフォームやリノベーションに最適です。障子は思い切って取り入れてみると、洋間にわりとしっくり合ってしまうものです。