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間取りづくりの中で考える小屋/浜松市中央区大久保町

今どきの小屋の在り方が見えてきた!

小屋を外構の一部や趣味のための贅沢品ととらえる時代は終わりつつあります。令和の今、小屋は暮らしに必要な空間となり、様々な小屋を造る方が増えています。集中してリモートワークをするには、こんな空間がベスト!

2階デッキ上にある小屋

小屋づくりに求めるのは、わざわざ出入りの不自由さを造ること。

入政建築のこちらの小屋は、まさに家でもない外でもないあいまいな位置にあります。床の高さはデッキ面と同じだから段差なし。けれど、一度は外の空気に触れないと出入りできません。雨の日なら当然濡れます。つまり、少しだけ不自由にしておくのがコツだと思うのです。なぜなら、行き来しやすい小屋なら、家の居室となんら変わらなくなってしまうからです。一人になれる空間として小屋を確立させるためには、わざわざするこんな工夫・配慮が必要なのです。

母屋(左)と小屋(右)の距離
母屋(手前)から2階デッキづたいに小屋へ
デッキからは段差無く出入りできます。母屋から小屋の中の様子が確認できます
小さな小屋にはコーナーに窓を造る。日当たりが良くなり開放感が生まれます。

小屋は間取りプランの中に含まれるべきものに。

リモートワークの継続で、いやおうなしにおうち時間が増えています。今までの、「家族の気配を感じられる、仲良く暮らせる家」が、逆にストレスの根源になる可能性もあります。いつでもみんな一緒は、時にわずらわしくなることも。自由に外出できない状況下では、余白のない限られた家の中で過ごす家族には、幸せな家族関係や暮らしを守りにくい状況になってしまうのかもしれません。

今どきの小屋の在り方を考えると、小屋は外構計画ではなく間取りプランの中に含まれるべきものに近づいてきたと感じます。

家づくりでは、家族関係の在り方を間取りによって仕向けることができると言われています。プランを誤ると、暮らしにくいと感じストレスを抱えることになります。家族関係を良好に、お互いにより幸せな方向に導くことができるのが間取りプランであり、そして豊かに暮らすためには外部空間である敷地全体を計画することが大切です。

庭がある、デッキがある、小屋があるSukura-3

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