新築やリフォームの際に、私がいいなぁと思っていたものに建築と一体になった寝室の「ベッドヘッドボード」（のようなもの）があります。ベッドヘッドボードは単体で後付け購入できるモノもありますが、工務店が造るヘッドボードには、それにはない安定感があります！家と一体になっています！

こちらのベッドヘッドボードは『壁をふかす』、という方法で造っています。新築やリフォーム時に水廻りや様々なところにも応用できる方法です。部屋の一面に長く奥行きの少ない棚（？）を造っていて、机と横並びにベッドを配置する計画です。ヘッド部分が付いていないタイプのマットレスだけのベッドを選ぶと、ホテルのように落ち着いた壁面になります。ボードへは時計等の小物が置けるため、サイドテーブルを置く必要がありません。高さ、大きさ、素材等自由に考えることができます。ベットの頭部分をすっきりさせたいけれど、機能性は欠かせないという方に。

こちらは、リフォームの際のシンプルなベッドヘッドボード。杉材で壁を造りました。ベッドの配置場所の自由度が上がり、ボード裏側もすっきりしています。頭を向けたい方角に部屋事情がしっくりしない場合に、このような方法があります。

ダブルベッドの頭の部分に壁を造っています。時計や小物が置ける棚や手元スイッチの照明が便利です。ベッドの両サイドから裏へ回り込むとクローゼットスペースになっています。新築時であれば、ベッド配置を利用したこんなクローゼットスペースも可能です。ドラマや映画に出てくる寝室みたいです。

最初からベッドの頭部分に棚がついたものや、ソファーのように寄りかかれるインテリア性のあるベッドも素敵です。しかし、ベッドはできるだけシンプルにしたいとか、ちょっと素敵な寝室にしたい場合には、建築でベッドヘッドボードを考えてみませんか？大小、高低と、どんなサイズのベッドにも合わせても造ることができます。ただし、固定してしまうので模様替えは難しくなります。

広報　すずき