ロフトといえば、たくさん収納できる物置きのイメージが一番。だからロフトへはハシゴで!というのが定番になっているのだと思いますが、最近の入政建築では小さな階段を造ることが多くなりました。ロフト収納は、荷物の上げ下げや奥の方が出し入れしにくいため、めったに出し入れしないもの(客布団、お雛様、お子様の思い出の品、季節家電等)の収納に向いています。そのため、「頻繁に出入りしないからハシゴでいいか」という考えになるのも無理はありません。ですがそれだけでは、ロフトスペースがもったいないとは思いませんか?
新築時、ロフトへの階段をどこに付けるか?ということを考えるのは楽しいかもしれません。なぜなら、たどり着くところが一つなので、いつもの階段ほど色々なことを考えなくて済みます(1階から2階への階段は間取りの要。上下階のつなぎ方が難しい)。どんなふうに上がり着く階段にしようか?階段を上る人のワクワク感が増すような階段を・・・「あ、こんなところから上がるのか?」も楽しいですね。
安全に昇降できる小さな階段を計画すれば、ロフトの用途が広がります。天井が低くても、風通しと採光を考慮した明るい窓を付ければ、一部屋出来上がり!おうちの中で一番高い所にある部屋は、お子さまにとってわくわくする空間、窓から見える景色や空気が2階とはちょっと違うことに気づけるはず。
モデルハウスSukura-3の屋根なりの小さなロフト空間です。一部を収納スペースに、残りを子ども室代わりに。
また、居室として使わないにせよ、ハシゴより階段の方がだんぜん荷物の上げ下げに便利です。足元が安定すれば、ロフトの便利さがアップします。何を仕舞ったか忘れても気軽に確認しに行けます。仕舞いっぱなしは無いのと同じですよ。
広報 すずき