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入政建築にとってのデッキとは?

2021.10.12
DIYした大きなデッキ

広々子供空間、伸びやかな大屋根の家/浜松市西区雄踏町

入政建築では、日常的に使えて暮らしに豊かさを増してくれるスペースとしてウッドデッキをご提案しています。家づくりのプランにおいて予算的な問題があった場合、真っ先に削られてしまいがちなのがデッキ。でも、住んでからの暮らしを長~い目で想像してみてください。デッキは暮らしを外へ広げてくれる大切な装置です。外構として外からの見え方だけでデッキを考える方がまだ多いかなと思いますが、デッキは内側からの使い勝手、良い点がひじょうに多いものです(コロナ渦により、お家でのリラクゼーション、家族と過ごす時間を楽しみたいと多くの方が望むようになり、だんだん気付き始めてくれたようにも思いますが・・・)。

リビングの南角に合わせたウッドデッキ。奥行きが無い手前は縁側のよう

アイランドキッチンと芝生の家/浜松市東区神立町

入政建築が造る木のデッキは年月とともに朽ちていく自然素材、本物の木でできています。外構屋さんではなく、大工さんが造っています。しかし、ご存知のとおり木のデッキはメンテナンスが必要。風雨に直にさらされるので約10~15年ごとの更新が必要になります。これに比べると、人工素材のウッドデッキは腐らないし、耐久性も天然木の2倍程度はあるそうです。けれど、本物の木の風合いは本物でしか出せないもの。自然に古くなっていく過程も味そのものです。もし、どちらの素材にしようか?と迷ったら、家とのバランスで素材を決めたら良いかなと思います。家が自然素材の家であれば、本物素材でウッドデッキを造ってほしいなと思います。因みに、屋根が付いていると風からデッキを守ってくれますので、比較的長持ちします。

また、敷地が広くて手入れが大変な場合も、思い切って大きなデッキという手が使えます。

広い敷地は管理が大変です。庭をきれいに保つためには雑草をなるべく生やさないこと。雑草が生えてしまうスペースを少なくしましょう。砂利を敷く、下草を敷き詰めるなどの対策はもちろんですが、合わせて大きめのデッキを造るという手もおすすめです(もちろん、デッキ下には草が生えないように防草シート等で対策)。デッキの床材一部を切り取って木陰になる雑木を植えると、立体感が出て素敵な空間になります。このようにすると、既存のスペースとの植栽のバランスをとることができます(既存の木を移植しなくても大丈夫)。地面へ降りる階段を取り付ければ室内と外がつながります。

室内と庭に大きな段差がある場合、デッキ(濡れ縁)を挟むことで庭への出入りのしにくさを緩和できます

昔からあるような軒下の縁側(濡れ縁)は、夏の日差しの室内への侵入を遮ってくれる役目があります。腰かけて庭を眺めることができ、ちょっとした来客にも気軽に対応できるとっておきの場所です。こちらは既存の庭にプラスして植栽を施すことで、通りからの視線も遮られて快適な縁側になっています。

広報 すずき

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