故障して使わなくなっていた食洗器の撤去や、そろそろ貼替えたいクロスなどの気になるところがあり、リフォームしたいと考えていた奥様。入政建築のInstagramで雰囲気が好みだったことや、ご友人の紹介もありご相談いただきました。奥様のリフォームのこだわりは、「居心地の良い空間を作ること」。
主なリフォーム内容≫天井・壁のクロス貼替え、照明器具取替え、食洗器の撤去
リビングダイニングのリフォーム
食事やリラックスタイムを過ごすリビングダイニングのリフォームです。日当たりの良い一番良いところにある大きなダイニングテーブルが印象的。施工前写真、天井のシーリングライトからこちらのテーブルがリビング的な使い方をされていることがうかがえます。
天井に直接取付ける高い位置のシーリングライトは、部屋全体を均一に明るくしてくれます。シーリングライトは、作業や勉強をする場合などの日常生活こそ不自由はありませんが、それ以上のことが期待できません。奥様の要望からも、仕事で疲れて帰った我が家には明るすぎると感じることがあったかもしれません(カウンター上にダウンライトがありますので、シーンごとに使い分けをされていたのかもしれませんが・・・)。
ルイス・ポールセンのペンダントライトで癒しの空間に
クロスの貼替えが終わり、新しい照明を取付けました。名作と言われる北欧のペンダントライトです。器具そのものが既に素敵なのですが、照らされた部分がまた良いのです。照明器具は、どういうシチュエーションで過ごしたいか?ということを想像しながら選ぶと失敗がなくなります(光の照らされた先をイメージします)。
ペンダントライトは、テーブルから70㎝のところに設置しました。座った時に顔にきれいに光が当たるくらいの高さが良いとされています。また、大人が立った時に視界に入る位置なので、この位置にすると照明のデザインが活かされ、インテリア性が高くなる効果があるそうです。光源が低いため影がくっきりと出ます。部屋全体を明るくすることには向きませんが、限定された範囲の空間演出に適しています(おうちがお店のような雰囲気になります)。いつもの料理の見え方も違ってくることでしょう。
また、今回はダクトレールに取り付けてるためシチュエーションによって照明の移動が可能です。付属の2つのスポットライトを動かすことができますので、必要な位置・方向に明るさを持って行くことができます。ダクトレールには後から照明を足すこともできます。また、更に同レール上でも部分ごとに点灯できるように設定しておくと、明暗の調整に都合が良いです。ダクトレールは入政建築の新築でもリビングや子ども室への取付けが多いものになります。予測が難しい照明計画の助けになっています。
照明器具でお部屋を模様替え
リビングのような広いスペースは、多灯分散型にすることでホテルライクに演出することができます。一般的なのはシーリングライト(一室一灯方式)だと思いますが、照明を少しこだわるとお住まいに安らぎ空間を作り出すことができます。白い光は心理的に冷たさを感じさせますが、オレンジ色の光は温かみを感じさせてくれます。リラックスしたい時には暖色のオレンジ色です。
外が暗くなり、テーブルの上のにペンダントライトを点灯すると、人間の視線は明るいところへ集中します。夜は周囲の様々なもの(リビングで言えば日常的な物)が見えなくなり、リラックス効果が期待できます。
照明器具の選び方次第で、暮らしの場にやすらぎ空間を作り出し、お部屋の雰囲気を素敵に変化させることができます。家具やカーテンを変える模様替えも楽しいですが、照明でも暮らしの雰囲気を変化させることができます。
むきだし配線もすっきり
クロスの貼替えに伴い後付けしたために露出していたインターホン配線を壁の中へ引き込みました。コードやコンセント周りがすっきりとしました。業者に依頼しないと「ちょっとできないこと」は結構あるもの。小さなお仕事は、リフォームの際などにまとめて依頼していただくと予算削減につながります。