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完成見学会終了、ご来場有難うございました(シンプルでコンパクト、庭も楽しめる家)【浜松市工務店】

2022.08.03

エアコンを付けていたら体感できなかった建物性能

とても暑い2日間、ご来場有難うございました。入政建築ではエアコンは施主さん支給になるため、夏場は過酷な見学会となります(エアコンがお引渡し後の取り付けとなるためです)。ただ、「エアコンを付けていては気付かない建物の特長に気づける」という良いことがありました。

快適性と耐震性能、どちらも得られます

まずその一つ目は、風通しの良さ!この会場では、2階から階段を下りて玄関に抜ける風通りが心地よかったです。外の風の温度で感じられました。暑いのですべての窓を開け放ちました。小さな窓が多い最近の他社建物の中、パッシブ設計の入政建築の家は、窓が大きく数も多め。外観デザインだけでなく、風通しや家の中から見える景色を大切にしています。

こうなると、「耐震性は大丈夫なのか?」という話になりますが、入政建築の家は『耐震等級3』。この耐震等級には、間取り、細かくは壁の量(耐力壁)、柱の位置、床との繋がりが大きく影響してきます。言葉にすれば一様に『耐震等級3』なのですが、それには幅があることをご存知でしょうか?

入政建築では、最初のプラン(間取り)を考える段階から耐震性を考慮しています。設計者により間取りを考える方法は様々だそうですが、この方法により、より耐震性のある建物プランが生まれます。柱の直下率や耐力壁等、耐震性能が低くなるようなプランは最初から提出しません。間取りと耐震性を同時に考えていくことで、開放的な間取りを可能にしています。

また、大手ハウスメーカーで、『耐震等級3を標準仕様』とし「全て」としない理由は、プランが間取り先行であるためかもしれません。最終的に耐震等級を決めるのは施主さんです。おそらく、間取りの快適性をとるのか、耐震性をとるのかという選択になるのではないでしょうか?後になって、間取りに家づくりを大きく左右されてしまうことがあるとしたら・・・お客様にとっては青天の霹靂、できれば避けたいことです。

屋根裏が熱くならない屋根断熱の効果

そしてふたつ目、2階居室の温度が抑えられていることに気付けました。これは一般的な「天井断熱」ではなく、入政建築が「屋根断熱」であるためです。屋根裏が熱い空間になるかならないかで、その下にある居室の快適性が変わるということです。もちろんエアコンの効きも良くなります。

これらは、夏の暑い盛りでノーエアコンでないと顕著には実感できないこと。そして見学会でこれに気づいたお客様がいらしたのにも驚きました( ;∀;)  通常、ロフトがある見学会では、「屋根断熱なので暑くならないですよ」と必ずお伝えするのですが、ロフトが無い場合(今回は屋根なりの勾配天井)においても2階の快適性が違うとは。家全体が断熱されているということですね。身をもって気づくことができました。

天井断熱では、天井の仕上げ材の上に断熱材が入っています。屋根断熱では、屋根の勾配に沿って断熱材を入れています。天井で断熱をするのが天井断熱、屋根で断熱をするのが屋根断熱です。

他にも入政建築の私たちにとっては当たり前すぎて、お客様にお伝えできていない木の家の良さがまだまだあると思います。素材感というのは実際に触れてみないと実感できないものですし、写真では分からない窓周りの仕上げ方ひとつとってもそう、一般の家もモデルハウスと同じ仕様なのか?オプション扱いになってしまうのか?詳しく聞き、体感されてこそ判断できることが多々あるかと思います。ぜひ機会あれば、完成見学会やモデルハウスへお越しください。OB宅見学会では、木の経年変化を見ることができます。

施工事例:「シンプルでコンパクト、庭も楽しめる家」/浜松市中区佐鳴台

広報 すずき

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