こんにちは。暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
4代目の新野恵一です。
僕は、プランニングが好きです。(新築でも、リノベーション・リフォームでも)
もう、趣味です。
1級の建築士の試験も、学科は苦労しましたが、実施(プラン策定→図面化)は楽しかった想い出が!
いや、すみません。嘘つきました。建築士の試験は、どちらもつらかったです。。
暮らし方、使い方を、想像するのが、楽しいんですよね。
入政建築では、A3-1枚 手書きでご提案しています。(師の建築家・秋山東一氏の教えを純朴に守る!ここのところも、どこかのタイミングで書きたいですね。)
本日は、家のプランニングで心掛けていることを描きます。
「ワンルームへの憧れ」がいつもあります。
部屋と部屋を行き来する家は、いやです。
居場所が重なって、家になっていく形式に魅力を感じます。
小さいときに、家族旅行で、ホテルやペンションなんかに泊まって、家族みんな一つの空間にいる、あの感じが好きでした。(旅行時のワクワクポイントも上乗せされてたかもしれない。。)
ワンルームのホテルや、ペンションって、
人と人との距離が、心地よく、気持ちがいい空間な気がします。
ただ、ワンルームだけだと家として成立しないときもあります。
時には、一人になりたいときもある。泣きたいときもあるかもしれない。
そんなときに、そっと一人になれる空間にすぐいける配慮がある。そんなプランがいいプランだと思います。
なので、個室を全否定してません。
個室とリビングを廊下でつなぐ、中廊下型の家は一般的できすが、
人と人との距離が、ますます遠くなっていく気がします。
Ex.)2世帯の例
家族みんな仲良く!なんて、難しい。
自立した個室。個室から出れば、共有のワンルーム空間がある。
そのワンルームも使い方が限定されていない、おおらかでシンプルなものがいい。
ここに、ソファを置いて、外を眺めて。
ここでゴハンを食べたら気持ちいいだろうな。
とか、そんなこと。結構最初(最初の10年)だけかも。
普遍的な楽しく素敵な場が、1~2か所あれば、あとは時間と共に成長できるプランが理想的です。
結局最後は、シンプルになっていきます。
シンプルになっていないときは、何かがある。
おおらかで、楽しい家のプランニングの修行は一生続きます。
手を動かし続けていきます。