暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
4代目の新野恵一です。
4代目 なぜ 継ごうとしたのか。シリーズ。
本日は、大学時代編です。
以前のブログは、こちらです!
「設計すること」が建築学科だと思って入学した、日本大学生産工学部建築学科で、建築の中にもいろいろな分野があることを知らされます。
構造、歴史、計画、環境、、、
建築に関わるものが、こんなにあるんだ。。。
「設計というのが、建築の中では花形です。ただ、設計で生きていけるものは、2%くらいだ。」
と入学早々、先生に言われたのを覚えています。
設計の授業が、1年生からありました。社会で活躍する建築家が講師でエスキス(形にする作業全体)をみてくれます。エスキスって言葉がかっこいい、、、
コンセプトをつくったり、プランを考えたり、コンセプトを考えたり、コンセプトを考えたり。
大学の設計課題って、形的な美しさというより、「課題の場所で何がしたいのか。」「世の中の課題を、この場所でどのように解決できるか。」そんなことを建築を通して考える課題だったように思えます。
そして、プランを考えて、模型をつくってという作業がまっています。(建築物にしていく)
なんせ、オシャレなもの=建築だと思っているので、形の美しさに建築の魅力を感じていました。
建築によって、世の中の課題解決をしようというよりは、早くかっこいいものがつくりたい。
まぁ、そりゃこういう風貌になりますわw
こんな若者に絶対仕事を依頼しません。いきってますねw
靴がやばい。こんな時代もあったねと。
今落ち着いちゃいましたね~
3年時には、建築がすごい「オランダ」をめぐる旅に出かけ、造形美の美しさと暮らしの豊かさを体感しました。
自然と距離をとりながら、広大な場が広がる。@アムステルダム
カーテンが一切ない @アムステルダム
こんなのできる!? @アムステルダム
ガラスがストラクチャーだ。と言ってたけど、本当? @ロッテルダム
レム・コールハース @ロッテルダム
斜めの床部分の内部は、こんな感じ。やばい。オシャレすぎる。
かっこいいですよね。今でもあこがれる~
とにかくオシャレなものにあこがれる時代だった。
4年時に卒業設計という一番大きな課題があります。
この課題は、規模が大きいので自分だけでは、すべての製作が終りません。
下級生が、上級生を手伝う慣習があります。
僕が、2年生の時に、4年生の手伝いで、あるチームに加わりました。
2年生なので、模型製作のお手伝いです。それまで、模型づくりを教わったことがなかったので、ここでの経験は、大きい。
模型がうまくなりました♡
チームで、泊まり込み!みたいなことも結構やってましたね~
青春!!
模型づくり1日8時間くらい、やってた時もありました。これだけやれば、コツがつかめてきます。
模型づくりのコツ。(模型をつくるときは参考に♡)
①1回できろうとしない。
②ノリの種類をくっつける材料によって変える。ノリの量は、最低限使う!
③気力、体力
徐々に、模型をつくるのが、楽しくなってきます。
僕自体が、4年生になって、卒業設計で一番力を掛けたのが、模型製作。
僕と同じく模型が得意な3年生(勝又)を捕まえて、模型を力いっぱいつくりました!
勝又、ありがとう。今まで出会った人の中で、一番模型がうまい人です。間違いありません。
製作した卒業設計。
社会の課題解決のための建築ではなく、つくりたいものをつくった卒業制作。ガラス張りの温室の中に、居住スペースが!あつくて死にます。「環境と共生」と題していますが、真逆ですね。評価は低かったけど(これは低いのは納得できる。)楽しい時間を過ごせました!建築への熱は、まだまだ熱いまま。
とにかくオシャレなものにあこがれる時代だった。
卒業後は、3代目の仲の良い山梨県甲府市の工務店(小澤建築工房)へ就職させていただきました。
山梨で木の家や、施設を建築予定の方!ぜひ一度ご覧ください。
株式会社小澤建築工房
こんな若者をいれてくれた懐の深さに、、、、感謝です。
ここで、社会の厳しさと優しさを知ります。
オシャレのとらえ方も徐々に変化していくのです。
次回へ続く。