新しい暮らしがはじまったばかりのE様邸。入居当時からご主人が木のデッキをDIYで検討していたところを断念。入政建築で既存コンクリートの上にデッキを施工・設置しました。また、通りからの目隠しになる板塀も造りました。
デッキ(縁側)を造ると、気軽に座って庭を楽しむことができます。掃き出し窓に直接座ることもできますが、サッシの上は少々座りにくく大勢で並んで座るようなことはできません。デッキは内から外へ暮らしの幅を広げてくれるものです。
<参考データ>現場施工日数:4日間 デッキ:ウッドロングエコ2回塗布、板塀:オスモ ウッドステインプロテクター(エボニー)2回塗布
デッキは部屋を広く見せ、内と外をつなぐ効果あり
デッキは部屋の床と同じ高さ(フラット)に設置することで、床が連続して室内から見た空間を広く見せてくれます。更に窓を開け放てば、より室内と庭が近くなり行き来もしやすくなります。
腰かけるのにちょうど良い高さのデッキは、縁側的な使い方になります。ちょうど雨で濡れていますが、屋外にある縁を濡れ縁と呼びます(室内にある縁は縁側と言います)。デッキは庭を有効に活用するための素敵な装置です。
デッキが付いた窓辺は、カーテンや障子を開けて暮らそう
リビングからデッキ越しに庭が見えます。庭を眺める機会が多くなるため、自然と庭の手入れをするようになる人が多いです(きっといつも見える景色はきれいな方がいいからです)。E様邸では、道路から庭や室内の暮らしが見えないように板塀を設置しました(家の外観色と合わせた塗装色)。これで板塀内側のプライベートが守られます。室内から庭を眺めたい場合は、必然とカーテンやブラインドを開けておくことになります。通りからの視線対策も忘れずに。
「木のデッキ」寿命は10~15年、「もったいない」と思う?
デッキがあると「外観が良くなる!」と、まず頭に浮かぶ人は要注意。この場合、「どういうふうに使おうかな?」と考える人が妥当です。両者の違いは、10~15年後に「木のデッキは腐るし、もったいなかったな」と言ってしまう人と、「存分に使ったし費用対効果は大きかった」と満足できる人です。
実際の入政建築のお客様の場合は(デッキ寿命が尽きた時)、「また造ってほしい。今度はもっとこうしたい!」という方がほとんど。もちろん中には、規模を縮小する人や、布団干しに便利だからという理由の人もいます。
十分に使い倒せば、けして高いものではないと感じてもらえるのが「木のデッキ」。風雨や紫外線にさらされ、経年変化してくのは自然なこと。むしろ、いい感じになってきたと捉えてほしいです。人工のデッキ材が、古くなり劣化していく数年間とは段違いだと思いませんか?
大なり小なり、「木のデッキ」は家族のコミュニケーションを深め、暮らしを豊かにしてくれるもの。自分たちの暮らしに合った大きさや形状を検討しましょう。デッキ、縁側が気になる方はお問合せください。