暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。
4代目の新野恵一です。
本日は、材木屋カワイさんの新しい事務所の上棟見学会に参加しました。
新社屋、上棟おめでとうございます!!
住宅のような(どちらかというと小さな)規模の建物でも、内部の柱をなくして自由な空間にすることで、さまざまな使い方に対応できるようになります。
リフォームがしやすかったり、用途変更も容易になったり。
つまり、外壁だけで構造が成立しているのが、理想なのです。
しかし、通常の軸組工法の木造では、柱と梁で構成されているので、柱が適切な位置に入ってないと、梁が床の重さや屋根の重さで耐えられません。
なので、内部に柱や、耐力壁を配置しなければ構造として成立しないのです。
カワイさんの新しい事務所は、そんな理想を木造で可能にした現場!!
家づくりのプロたちが、こぞって見学に訪れていました。
こちらが、その物件!!おーー!8Mの間に何も柱がない。
大スパンをとばす梁は、こちら!!!
小さな木(垂木材)を組み合わせて梁をこしらえています。
12mmの構造用合板を梯子状に組んだ木で、はさんでいます。
こんな単純な構造で8M飛ぶんだ!しかもコスパもよさそう。大断面の材料は一切使っていません。
45×105の垂木材と、12mmの構造用合板で構成されています。
この加工方法で、構造計算もされているそうです。
この工法を応用すれば、木造でも大空間を創出することができます。
想定されるのは、倉庫や店舗です。
*もちろん住宅も対応できます。
今まで鉄骨造で、構成していたものも、木造でつくることができます。
さらに、この材料は国産材(JAS材)。
サスティナブルな資源活用にもつながります。
この構造を成立させるためには、外周部の耐力壁もすごく重要です。
入政建築でも導入している、コーチパネルが耐力壁を担っていました。
柱と柱の間に耐力壁を入れ込む、モノコックスタイル。
何度もくる地震でも、耐力壁がつぶれることはありません。
大空間を強靭な耐力壁でつくる。まさに、鬼に金棒。
倉庫や、店舗をお考えの方。鉄骨だけでなく、木造でも建築できますよ~。お気軽にお問合せください。
行き帰りの道中。台風15号の水災にあった豊岡地区をとおってきました。
毎年リブートスクールでお世話になっている、豊岡北小学校。
まだ、土砂がそのままの場所もあります。
被災された方の大量の廃棄物が道路わきに。
横の川が氾濫し、このバス停の少なくとも上まで水がきたんだ。。。
信じられません。言葉がでません。
一日も早い復興を祈っています。