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柱なしの大空間を、木造でつくる!

2022.10.04

暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。

4代目の新野恵一です。

本日は、材木屋カワイさんの新しい事務所の上棟見学会に参加しました。

新社屋、上棟おめでとうございます!!

住宅のような(どちらかというと小さな)規模の建物でも、内部の柱をなくして自由な空間にすることで、さまざまな使い方に対応できるようになります。

リフォームがしやすかったり、用途変更も容易になったり。

つまり、外壁だけで構造が成立しているのが、理想なのです。

しかし、通常の軸組工法の木造では、柱と梁で構成されているので、柱が適切な位置に入ってないと、梁が床の重さや屋根の重さで耐えられません。

なので、内部に柱や、耐力壁を配置しなければ構造として成立しないのです。

カワイさんの新しい事務所は、そんな理想を木造で可能にした現場!!

家づくりのプロたちが、こぞって見学に訪れていました。

こちらが、その物件!!おーー!8Mの間に何も柱がない。

大スパンをとばす梁は、こちら!!!

小さな木(垂木材)を組み合わせて梁をこしらえています。

12mmの構造用合板を梯子状に組んだ木で、はさんでいます。

こんな単純な構造で8M飛ぶんだ!しかもコスパもよさそう。大断面の材料は一切使っていません。

45×105の垂木材と、12mmの構造用合板で構成されています。

この加工方法で、構造計算もされているそうです。

この工法を応用すれば、木造でも大空間を創出することができます。

想定されるのは、倉庫や店舗です。

*もちろん住宅も対応できます。

今まで鉄骨造で、構成していたものも、木造でつくることができます。

さらに、この材料は国産材(JAS材)。

サスティナブルな資源活用にもつながります。

この構造を成立させるためには、外周部の耐力壁もすごく重要です。

入政建築でも導入している、コーチパネルが耐力壁を担っていました。

柱と柱の間に耐力壁を入れ込む、モノコックスタイル。

何度もくる地震でも、耐力壁がつぶれることはありません。

大空間を強靭な耐力壁でつくる。まさに、鬼に金棒。

倉庫や、店舗をお考えの方。鉄骨だけでなく、木造でも建築できますよ~。お気軽にお問合せください。

行き帰りの道中。台風15号の水災にあった豊岡地区をとおってきました。

毎年リブートスクールでお世話になっている、豊岡北小学校。

まだ、土砂がそのままの場所もあります。

被災された方の大量の廃棄物が道路わきに。

横の川が氾濫し、このバス停の少なくとも上まで水がきたんだ。。。

信じられません。言葉がでません。

一日も早い復興を祈っています。

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