先代が大切にしてきた家の材を活かすことで、新しい家に記憶を継承されます。
大正15年/昭和元年、築92年2階建て。昔々はお蚕さんをやっていたそう。現在はお子様も独立し、ご夫婦だけで住む平屋への建替えです。黒い古材は新しい材と融合して、空間にインパクトを与えます。新築なのに懐かしい、住む人への癒し効果も期待できる空間になりました。
古材再生
このような築100年くらいの建替えの場合、施主様の愛着ある建物を取り壊すにあたって、どうも忍びない、何か残せないかという思いが頭をめぐります。古い材は新しい木材にはない割れや汚れもあります。しかし、大工が手を入れることによって新しいお住まいの中でインテリア性の高いものとして再生させることができます。